カルチャー
オーストラリア人「そこまで楽しめていないかもしれません」 日本食に不安も…限られたなかで見つけた「とてもおいしい」ものとは
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おいしい日本食に期待を寄せて訪日する外国人は、少なくありません。ただ、食習慣や宗教によって食べられるものが限られる人にとっては、なかなか楽しめないこともあるようです。オーストラリアから日本を訪れた家族も、日本での食事に不安があったそう。そんななか、おいしさに感激した食べ物があるといいます。いったい、どんなものに出合ったのでしょうか。
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15日間の家族旅行で日本文化を満喫
オーストラリア・メルボルンからやってきたナバルさん。妻のクーシュブーさんと息子のアヤンシュくんとともに、15日間の日本旅行を満喫しています。東京や金沢、京都をめぐり、これから大阪や奈良、広島にも足を延ばすそう。
「自分の40歳の誕生日祝いも兼ねて来ました。日本は前から“行きたいリスト”に入っていたんですけどね」と、訪日の理由を教えてくれたナバルさん。節目の年に、念願の訪日を叶えられたことを喜びます。
クーシュブーさんも、今回の訪日を楽しみにしていたそう。「日本は文化がとてもユニークで、それに日本の人たちも素晴らしいと聞いていました。私たちにはないマインドを知ってみたいと思っていました」と、声を弾ませました。
「今日はヴィーガン用のラーメンを食べました」
ナバルさんは日本食にも興味があるものの、少し不安があるそう。普段、肉や魚などを食べない生活をしているため「ほかの外国人観光客とは少し違って、そこまで楽しめていないかもしれません」と苦笑いを浮かべます。
ただ、自分たちにも食べられるものを見つけ、積極的にチャレンジしているそう。「ヴィーガンメニューがある店もあるので、今日はヴィーガン用のラーメンを食べました」と、思いのほか食事のバリエーションがあることに驚いていました。
「日本らしい餅……丸くて棒に刺さっているお団子や、フルーツサンドは食べられるので、そういうのは楽しんでいます。フルーツサンドはとてもおいしいですね!」
近年、日本でもベジタリアンやヴィーガン向けのメニューを提供する飲食店が増えています。食の選択肢が限られているナバルさんたちにとって、日本で安心して楽しめる食べ物に出合えたことは、強く印象に残っているようです。
(Hint-Pot編集部)