どうぶつ
「サメってこんなにかわいいんか!!」 おそろしい捕食者のイメージが一変→リズミカルな「パタパタ体操」に大反響
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サメといえば、おそろしい海の捕食者というイメージが強いですよね。しかし、X(ツイッター)では、そんなイメージを覆す、かわいらしいサメが話題になっています。リズミカルにヒレを動かす姿はまるでダンスをしているようにも。「サメってこんなにかわいいんか!!」と驚きの声も上がっています。飼い主のくもさんこう(@san_koh_kumo)さんに詳しいお話を伺いました。
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リズミカルにパタパタ体操する姿がかわいいサメ
「うちのサメちゃんが食後によくやるパタパタ体操がリズミカルだから見てほしい」
そんなコメントとともに投稿された動画には、水槽の中を泳ぐ小さなサメの姿が。サメは正面を向き、ヒレを左右交互に動かしています。まるでリズミカルにダンスをしているかのようです。
珍しい光景を映した投稿は話題になり、5.8万もの“いいね”を集めました。リプライ(返信)には「きゃわっ……!!!!!!」「お腹いっぱいでごきげんダンス」「思った以上にリズミカル……!」「俺も飼いたい」「ごちそうさま体操?」「サメってこんなにかわいいんか!!」など、サメのかわいさに驚く声が続出しています。
初めてサメを飼育したのは10歳の頃

14匹のサメを飼育しているという、くもさんこうさん。サメを好きになったのは、5歳のときでした。イタリアのジェノバ水族館で見かけた、ヨーロッパトラザメのかわいらしさに魅了されたといいます。
「サメといえば海のハンターのようなイメージがありましたが、このヨーロッパトラザメの正面顔や丸っこいヒレを見たときに、ひとめ惚れしてしまいました」
もともと父親が熱帯魚や磯場の海水魚の飼育をしており、くもさんこうさんは幼い頃から、そのお手伝いをしていたそう。そのため初めてサメをお迎えしたチャンスは、早く訪れます。
「実際にサメ飼育を始めたのは、10歳のときです。初めて飼育したのはイヌザメでした」
イヌザメとは、成長すると体長1メートルほどになる小型のサメです。極めて大人しい性格をしており、体が丈夫なため飼育に向いているといわれています。ところが、このとき迎えたイヌザメは病気になり、1年ほどで早世してしまいました。
「うまく維持できるようになったのは大学生になってからです。サメの飼育方法や生態についての論文を参考に、自分で調べて飼い方を学んで実践してきました。飼育環境の改善を徹底したおかげで、安定した飼育ができるようになりました」