ストローなど、身近な素材から生まれる小さな作品たち。手を動かすうちに、思いがけない完成度に仕上がることもあります。X（ツイッター）で10万件もの“いいね”を集めたのは、ストローだけで作られたエビ。その精巧な姿に、「本物みたい」と驚きの声が広がっています。投稿者のきりこ　止まらない飲酒（@zou3paopao）さんに詳しいお話を伺いました。

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息子のリクエストで誕生！　話題のストローエビ

「息子に頼まれてストローでエビを作ったのだけれども、普通にかわいくて愛着が湧いている」

　そんなコメントとともに投稿された写真には、テーブルの上にちょこんと乗った、1匹のエビが写っています。細長い触角に、小さな足、尾びれなど、細部までリアルですが、実はストローでできています。つぶらな黒い目も描かれ、どこか愛らしさすら感じさせる作品です。

　投稿は10万件もの“いいね”を集めました。リプライ（返信）には、「釣り針をつけられたら、俺が魚だったら絶対にひっかかる自信がある」「魚を釣れそう……」「ルアーに使えそうなレベルだな」「水槽に入れたら、本物と間違えると思う！」など、多くの声が寄せられています。

たった5分で完成！　生き物愛あふれる作品

　生き物や自然が大好きなきりこさん。父親が生物に関わる仕事をしていたため、たくさんの生き物や自然に囲まれて育ちました。「実家の庭も緑豊かだったため、そこに住むたくさんの生き物と毎日触れ合い、どんどん夢中になっていたんです」と話します。

　5歳の息子さんのママになった現在も、一緒に釣りや散歩を楽しんでいるそう。そのため、息子さんも生き物が大好きだといいます。

　ストローのエビを作ったきっかけは、息子さんと一緒に観た子ども向けの教育番組でした。ストローの工作を紹介する映像のなかから、エビを見つけた息子さんから、作ってほしいと懇願されました。

　作る前は面倒だと思っていたものの、ようやく時間ができて、きりこさんは一念発起。いざ作り始めてみると、案外簡単だったそうです。

「5分ほどで完成したと思います！　ストローとハサミがあれば作れるので、気軽にチャレンジできます」

　とくにこだわったのは、作業後半の手脚を作る工程。「自分が実際に捕まえたり観察したりした、本物のエビを思い出しながら作りました」と語ります。「息子は念願のエビだったこともあり、とても喜び、かわいがっていました！」とのこと。息子さんも気に入るほどの、リアルな出来栄えです。