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おんぶが大好きな元野良ねこ 警戒心が解け飼い主の背中に顔をこすりつけて甘える姿が反響 「うらやましい」
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5年前に農場に現れた「ちび」ちゃん トラブル続きも次第に信頼関係が
飼い主さんの背中にのり、スリスリと顔をこすりつけながら、“おんぶ”されるねこが話題となっています。出会った頃は警戒心が強く、触ることもままならなかった元野良ねこで推定5歳の女の子「ちび」ちゃん。さまざまなトラブルに遭遇しながらも、飼い主さんに保護され、今ではすっかり甘えん坊。人間の背中が大好きな子に育ちました。どうしておんぶが好きになったのか、飼い主さんに話を聞きました。
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ちびちゃんは現在、福岡県にある園芸店で、飼い主である店長さんと、店のスタッフ達にかわいがられながら暮らしています。ちびちゃんの一日は、午前中、虫や爬虫類が苗に害をなさないか、農場にあるビニールハウス内の安全パトロール。午後からはお店に戻り接客をしてくれる、働き者。“農場長”や“広報部長”として活躍しています。
飼い主さんとちびちゃんの出逢いは、2014年の9月中旬。お店の近くのビニールハウスに、小さな野良ねこが姿を現すように。それがちびちゃんでした。その頃は推定生後3か月ほど。当初は近寄ると「シャー」と勢いよく威嚇してくるため、触ることができませんでしたが、よくごはんをもらいにやってきたそう。小さな身体で、農場周辺を動き回っていました。
ちびちゃんがビニールハウス周辺に住み始めて数か月後、1月の寒い冬の日にちびちゃんの妊娠が発覚しました。農場以外で出産してしまうなどのリスクを考え、ごはんを使っておびきよせ、ちびちゃんを保護することに成功。その後、無事に4匹の子ねこを出産しました。
子ねこは里親に出し、ちびちゃんは動物病院で避妊手術。農場に用意したケージで様子を見ていましたが脱走し、しばらくしてごはんを食べに戻って来るも、人間が近づくと威嚇するのは変わらず、その距離はなかなか縮まらなかったそうです。
現在は“農場長” 背中にのるおんぶが大好きな子に
飼い主さんがようやくちびちゃんに触れるようになったのは、出会ってから1年半ほど経った頃。その後は急速に距離が縮まり、農場での作業中に膝に乗って甘えるようになりました。それから夏にマムシに噛まれたことがきっかけで、夜間はお店中で寝泊まりをするようになり、現在の生活リズムが出来上がったそうです。
ちびちゃんはある日、農場でしゃがんで作業をする飼い主さんの背中に乗ってからというものおんぶにハマってしまい、スタッフの背中にも頻繁に飛び乗っておんぶをせがむようになりました。いままではだっこもおんぶも大好きな甘えん坊さん。
大好きな飼い主さんの肩にのり、愛おしそうに顔をスリスリするちびちゃんの姿に、「うらやましい」「ご主人が凄い好きなのが伝わってくる…」「甘えん坊過ぎるでしょ! かわいすぎる~」など、多くのコメントが寄せられました。
記事協力:こもぎぎ(@VCnKKcafoHgtS3L)さん
(Hint-Pot編集部)