いぬが肉食動物と出合ったら、どんな反応をするのでしょうか。X（ツイッター）では、ガラス越しにホワイトタイガーと対面するいぬが話題になっています。じっと見つめる猛獣と、無邪気な表情のいぬの対比がなんとも絶妙です。6.8万件もの“いいね”を集めた投稿について、飼い主さんに詳しいお話を伺いました。

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動物園でいぬとホワイトタイガーの意外な対面

「なんかこっち見てくるんですけど～！」

　そんなコメントが添えられた写真に写っているのは、動物園でのちょっと変わった対面シーン。カメラに顔を向けて、にっこりと笑ういぬがいますが、視線は自身の右側に向けられています。

　その先には、美しいホワイトタイガーが。前屈みになって、ガラスビューの展示場内からいぬをじっと見つめています。猛獣の鋭い視線を浴びるいぬという、なんとも珍しく、緊張感あふれる一枚です。

　この写真は、Xで6.8万件もの“いいね”を集めました。リプライ（返信）には「テンションの違いを感じますね」「お友達？」「なんかにらんできてるワン」「トラ『お前　うまそうだな』　いぬ『ご主人、この子新しい友達ですか!?』」など、ユーモアたっぷりのコメントが続々と寄せられています。

ホワイトタイガーを「大きないぬ」と認識した天くん

　いぬの名前は、シェルティの「天（てん）」くん。2歳の男の子です。天くんは温厚な性格ですが、ちょっぴり甘え下手な一面も。甘えたいときは無言でおでこをそっと押しつけるという、愛らしい仕草を見せることもあるそうです。

　そんな天くんが訪れたのは、静岡県にあるペット同伴OKの動物園「伊豆アニマルキングダム」。飼い主さんの誕生日を記念した旅行中に、昨年誕生した2頭のホワイトタイガーを見に行くことになりました。

　天くんは普段から、いぬと遊ぶのが大好きです。そのせいか、天くんはホワイトタイガーを「大きないぬ」と認識したようで、積極的に遊びに誘い始めたといいます。驚いたことに、ホワイトタイガーの子どもたちも天くんに興味を示し、ガラス越しに追いかける一幕があったのだとか。

「初めての場所で、ワクワクしているような雰囲気でした。今までも羊やヤギ、馬など、いぬ以外の動物は一緒に見てきたのですが、基本的に『大きないぬ』として認識しているのだと思います」

　種族の壁を超えて友達になりたいという純粋な気持ちが伝わってくる、微笑ましい瞬間をとらえた一枚。これからも、天くんの無邪気な姿が楽しみですね。

○取材協力：むじゅっとてんちゃん（@mujyutendon）さん

（Hint-Pot編集部）