都心の意外な人気スポット

○浅草の「SAMURAI NINJA MUSEUM TOKYO」
　昨年、日本を初めて訪れたという知人の10代の女の子が、東京で一番楽しかった場所として挙げたのが、浅草にある「SAMURAI NINJA MUSEUM TOKYO」。甲冑や刀が展示されていて、手裏剣の体験や、甲冑を着ての記念撮影もできたそうです。

　10代なのに渋い趣味だな～と驚きましたが、アメリカでも大人気の少年漫画「NARUTO」や「鬼滅の刃」の影響で、忍者や侍、神社、お寺など日本の文化に興味を持ったのだとか。日本アニメが世界に与える影響は絶大です！

○スターバックス コーヒー ジャパン　SHIBUYA TSUTAYA 2F店
　渋谷のスクランブル交差点を見下ろせるスターバックス。東京に住んでいた二十数年前は、待ち合わせ場所としてよく利用していました。ただ、外の喧騒を見下ろした経験はほとんどなく、外国人観光客の姿を見かけることもありませんでした。

　ところが、約10年前。「ここは外国人に人気のスポットなんだよ」と外国人の夫に連れられ、観光地化していることを知ってびっくり。アメリカには、こんなにもたくさんの人が行き交っている交差点はないので、じっと眺めているだけで楽しいらしいです。

　交差点ではないにせよ、日本人観光客がニューヨークのタイムズスクエアの喧騒や活気に惹かれる感覚と同じなのだろうと思います。

動物とふれあうのを楽しみにする人も

○長野県の地獄谷野猿公苑
　数年前、ロコのママ友が「絶対に、日本で“スノーモンキー”を見たい！」と言っていて、日本の野生の猿は外国人に人気なのだと知りました。アメリカには野生の猿が生息しておらず、猿といえば、動物園で檻の中にいる生き物という認識が一般的です。

　京都などにある各地のモンキーパークも人気ですが、とくに長野の地獄谷野猿公苑は雪景色の中、猿が温泉に浸かっている姿が見られることで注目を集め、外国人向けのバスツアーまで実施されています。日本人よりも、アメリカ人のほうが“スノーモンキー”への情熱を持っていると言っても過言ではないでしょう。

○フクロウカフェ
　私の周りで、フクロウカフェに行ったことがある日本人はひとりもいません。ところが、ロコの間で「すごく楽しかった！」という口コミが広がり、東京に行ったら絶対に訪れたい場所のひとつになっています。

　あるママさんは、日本旅行の「ベストハイライト（見せ場＝おもしろかった場所）だった」と言っていました。一方、アメリカの情報交換サイト「Reddit」を見ると、動物愛護の観点でフクロウカフェを好まない人も多く、賛否両論あるようです。

　以上、「ロコが愛する日本の観光地・東日本編」でした。これを読んでいるみなさんは、行ったことのある場所がありましたか？　次回は「西日本編」をご紹介します！

（i-know）