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「今日のためにずっと温めてくれたのか」30年越しの父の思いに涙…時を超えた切符にネット感動「めちゃくちゃ素敵です!」
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家族との何気ない会話のなかで、親が大切にしてきた思いに触れ、心を動かされることもあるものです。令和7年7月7日、ある父親が財布から取り出した約30年前の記念切符が、ネット上で「めちゃくちゃ素敵です!」などと大きな反響を呼んでいます。この日のために大切に保管されてきたという一枚の切符に込められた、父の粋な計らいとは。投稿者に詳しい話を聞きました。
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父親が約30年大切に保管した記念切符、親子の絆と時代を超えた感動
「令和7年7月7日に、父の財布からとんでもないものが出てきた」
七夕の今月7日、中部地方在住の23歳男性・標識愛好家 りん(@unusuarrows)さんがSNSに投稿した1枚の写真。一家3人でのだんらん中、お父さんが財布から自慢げに取り出したという切符には「平成7年7月7日」の日付が刻まれています。
「開運」「強運」「幸運」の3つの「7」がスリーセブンとしてあしらわれた、ゾロ目を記念した小田急線の記念入場券。歴史を感じさせる切符に、SNS上では「めちゃくちゃ素敵です!」「すごいですね!! よく取ってありましたね」「30年財布を無くさない強運と幸運かな」「30年前の切符 大事に保存しましょう」など、驚きの声が多数寄せられています。
りんさんは続く投稿で、「『今日はR7年7月7日だから…』と徐ろに見せてくれたのですが、平成13年生の自分が知る由もなく、この日のために約30年温めてきたネタなのかと思うと感動した」と感慨をつづっており、その様子を想像した人からは「お父さんめっちゃドヤ顔で見せてきたでしょ?」と、微笑ましいコメントも。その他、「平成七年ってついこないだだったのに…」「平成7年でこんなにレトロ感があるのか」「95年ってこんなに電車安かったっけ? でもまだ消費税3%の時代だったんだよな」など当時を懐かしむ声も多く届いています。
2001年生まれのりんさんにとって、この切符の存在は生まれて初めて知るもの。「生まれてこのかたその切符を見せてくれたことは1度もなかったので、令和7年7月7日の今日のためにずっと温めてくれたのかと思うと泣けてきました」と、お父さんの粋な計らいに深く感動したといいます。
一連の反響については、「平成7年当時にまだ生まれていなかった方を中心に、驚きの声を聞けて、私もその中の1人なので、共感していただきうれしいです。同じ会社の別の駅の777記念切符をリプライしてくださった方もいて、シンパシーを感じました」とりんさん。お父さんがたった一度の「今日」の日のために大切にしてきた一枚の切符。平成から令和へと時代を超えて、家族の絆と多くの人々の心を温かくつなぐ、最高の贈り物となったようです。
(Hint-Pot編集部/クロスメディアチーム)
