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「メキシコだったらカオスよ」 母国と日本の違いに衝撃を受けたメキシコ人 「本当に驚いた」光景とは
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初めて日本を訪れた外国人が、自分の国との違いを見つけて驚くことは少なくありません。初訪日のメキシコ人カップルは、日本人にとっては日常的な光景に、母国との違いを強く実感したといいます。いったい、どんなところに感心したのでしょうか。
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初訪日で感動の連続
メキシコから初めて日本へやってきた、カルロスさんとパウリーナさん。10日間の滞在で、東京や福井、大阪をめぐりました。今回の旅は、「小さい頃からとにかくポケモンが好きだったんだ」というカルロスさんの希望だったそう。
東京ディズニーシーやユニバーサル・スタジオ・ジャパンなどのテーマパークも満喫し、「本格的なテーマパークに行くのが人生で初めてだったの! 開場と同時に入って閉館の時間まで一日めいっぱい楽しんだわ」と、パウリーナさんは思い出を振り返ります。
日本各地をめぐり、旅の終盤を東京で過ごしているというふたり。「東京はやっぱり人が多いよね。でも、こんなに人が多いのに、平穏が保たれている。人が優しいよね!」と、カルロスさんは、滞在中に感じた日本の治安の良さや人の温かさを絶賛していました。
「こんなに人が多いのに…」
そんなふたりには、母国メキシコと日本の国民性の違いを感じる場面があったといいます。パウリーナさんはとくに、駅で見た光景が強く印象に残ったようです。
「日本人には、周囲の人への敬意をすごく感じるの。たとえば電車に乗る前、これだけ人がいたら、メキシコだったらカオスよ。どいてどいてって自分が先に行こうとするし、肘で押したりする人もいるかも知れない。でも日本って、誰にも言われなくても列になって、互いに尊重し合っているわよね。お年寄りも先に通したりしていて、本当に驚いたわ」
混雑していても秩序が保たれている駅の光景に、訪日外国人が衝撃を受けることは少なくありません。車内でも静かに過ごし、乗降時には自然と列をつくり、譲り合うマナーが当たり前のように守られている様子に、パウリーナさんたちも感心せずにはいられなかったようです。
もうすぐ帰国するとのことで、「泣くよ。帰りたくないよ。じゃあ、次に来る計画を立てるしかないね」と、名残惜しそうにするカルロスさん。また日本を訪れた際は、新たな魅力を見つけてほしいですね。
(Hint-Pot編集部)
