「顔にワサビを塗ったら、ワサビの抗酸化作用で肌がきれいになるのでは？」――そんな奇抜な発想から、実際にワサビを顔に塗ってしまった男性の投稿がX（ツイッター）で9万件もの“いいね”を集め、大きな話題になっています。リプライ（返信）には「どのくらい痛いか気になります」など、その詳細を知りたがる声が殺到。いったいなぜ、彼はそんな行動に出たのでしょうか。投稿者のえねる（@enelusan）さんに詳しいお話を伺いました。

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刺身についていた小袋　活用法を考えていたら…

　今回、まさかの体験を投稿したえねるさん。化粧水や乳液をたまに使うなど、スキンケアには普段から多少、気を遣っているといいます。ただ、登山が趣味のため、紫外線による肌荒れを気にしているそうです。

　ワサビを顔に塗るという“謎理論”を思いついたのは、夕食の刺身を食べているときでした。以前から、ワサビの抗酸化作用や殺菌作用について知っており「天然のワサビを採取したりもしていました」と語るほど、ワサビに親しみがあったようです。

　余ったワサビ（小袋タイプ）を何かに使えないかと考えたとき、その知識が結びついたそう。そして「塗ったらピリピリするだろうけど、たかが知れてるだろう」と思い、すぐさま実行に移しました。

後悔の10分間

　使用したワサビの量は、刺身によくついてくる小袋1パック分。実際に顔に塗っていた時間は1～2分ほどでしたが、「1分後には塗りながら後悔していました」と語ります。3分後にはワサビを拭う作業に取りかかったそうですが、成分が肌に残っていたため、ワサビとの“闘い”は合計10分ほど続きました。

　えねるさんは、すぐさま「『顔にワサビ塗ったらワサビの抗酸化作用で肌がきれいになるんじゃね？』という“謎理論”を思いつき、顔にワサビを塗ったくりました　現在後悔しております」と、Xに投稿。すると、9万件もの“いいね”が集まりました。

　また、リプライ（返信）には「どのくらい痛いか気になります」「チャレンジャーですね。私は好きですよ」「その好奇心と挑戦心に敬意が湧きます」など、たくさんの声が寄せられています。

　ちなみに、気になる試したあとの顔の状態については「完全に気のせいだと思いますが、毛穴が締まった気がしました」とのこと。「このつらさを味わったのに、そのぐらいの効果があってくれなきゃ困るという願望が見せた幻覚かもしれません」と、冷静な自己分析も聞かせてくれました。

ワサビを顔に塗るのは危険！

　えねるさんのユニークな体験談は、多くの人の好奇心を刺激しましたが、ワサビを直接顔に塗る行為は大変危険です。ワサビに含まれる成分は刺激が非常に強く、皮膚に塗布すると炎症や赤み、かゆみ、痛みを引き起こす可能性があります。

　とくに、顔の皮膚はほかの部位に比べて薄くデリケートなため、強い刺激によって肌トラブルが悪化したり、やけどのような症状が出たりするおそれも。ワサビはあくまで香辛料として、料理でおいしく食べましょう。

（Hint-Pot編集部）