国を越えて、多くの人々を惹きつけてやまない日本文化。その魅力は、日常の中で出会う人や、街の雰囲気にもあります。オーストラリアから初めて日本を訪れたふたりは、周囲の人々の振る舞いに、強い関心を寄せていました。いったい、どんなことに感動したのでしょうか。

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初訪日で2週間滞在　東京や沖縄を満喫

　オーストラリア・シドニーから訪日した、カイラさんとクーパーさん。ともに初めての日本旅行で、2週間の滞在予定です。最初の1週間は沖縄を満喫し、東京に来ました。東京スカイツリーや東京タワーをめぐったあと、渋谷で思い思いに散策を楽しんでいます。

「思いついたところに行ってみようと思って！」と、うれしそうに話すカイラさん。旅のプランはあまり決めていないそうで、気ままな旅を満喫中です。

「何か月か前からどこか旅行に行こうと思っていて、日本もいいかもと思ったから来てみたんだよ」

　そう話すクーパーさんに、カイラさんは「それを聞いて、私も行こうかな！　って」とにっこり。素敵な思い出がたくさんできたようです。

「日本人は誰かを助けてあげたいって思いがすごくあるなって」

　旅を楽しむなか、ふたりには日本人に対して驚いたことがありました。クーパーさんはとくに、「日本人の親切さ」にリスペクトを感じたといいます。

「オーストラリアでは基本的に自分たちのことしか考えていなくて、自分たちが良ければそれでいいって考え。でも、日本人は他人にリスペクトがあるよね。日本人は誰かを助けてあげたい、やってあげたいって思いがすごくあるなって感じる」

　隣で話を聞きながらカイラさんは「本当それ！　私たちは『やってやって』って感じなのに、日本は『やってあげる』って感じ」と共感し、うなずきました。ふたりは他人を大切にし、自然に手を差し伸べる日本人の姿勢に強い感銘を受けたようです。

　初めての日本で、母国との違いを見つけて感激していたふたり。まだ続く旅も、たくさんの素敵な出合いと体験に満ちたものになると良いですね。

（Hint-Pot編集部）