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どうぶつ

「山に捨てられていたねこは今…」 優しく受け入れた先住ねこ 微笑ましい光景に感動の声 「仲良しだね」

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

見つめ合う(左から)ミオちゃんと長次郎さん【写真提供:佐々崎 笹仕(@xu_mp1)さん】
見つめ合う(左から)ミオちゃんと長次郎さん【写真提供:佐々崎 笹仕(@xu_mp1)さん】

 新しいねこを迎えるとき、先住ねことの相性を心配する飼い主さんは多いでしょう。とくに保護されたねこの場合、環境の変化に加えて、ほかのねことの関係性も気になるところです。X(ツイッター)では、山で保護されたねこを先住の黒ねこが優しく毛づくろいする動画が、1.7万件もの“いいね”を集めて話題になっています。2匹の間に生まれた特別な絆とは、いったいどのようなものなのでしょうか。飼い主さんに詳しいお話を伺いました。

 ◇ ◇ ◇

先住ねことの「なんて素敵な光景」

「ひとりぼっちで山に捨てられていたねこは今優しいねこに愛されてます」

 そんなコメントとともに投稿された動画には、黒ねこがキジトラねこを丁寧に舐める様子が映っています。

 黒ねこはそっと顔を寄せると、舌を大きく出して、キジトラねこの頭を丹念に舐め始めます。されるがままのキジトラねこは、うっとりしたような表情で目を細めており、穏やかな空気が伝わってきます。

 この動画がXに投稿されると、1.7万件もの“いいね”を集めました。リプライ(返信)には「黒ねこは不吉とかいわれるけど、実は人懐っこくて甘えん坊」「仲良しだね」「なんて素敵な光景」など、心温まる光景に感動する声が数多く寄せられています。

山で保護されたミオちゃんを優しく舐める、先住ねこの長次郎さん

長次郎さんに優しく顔を舐められるミオちゃん(スクリーンショット)
長次郎さんに優しく顔を舐められるミオちゃん(スクリーンショット)

 話題の動画で舐めてもらっているのは、推定2歳の「ミオ」ちゃん。保護されたときに「ミオ~」と鳴いているように聞こえたのが、名前の由来です。

 ミオちゃんとの出会いは、飼い主さんが山菜とりに出かけた日のことでした。山道の草むらの中で、ひとりぼっちでいたミオちゃんを発見。お腹をすかせていたものの、健康状態は良好だったといいます。

 新しい家族を迎えるとき、先住ねことの関係性に不安を感じる飼い主さんは多いもの。飼い主さんの家には、現在15歳の男の子「長次郎」さんと、8歳の男の子「虎太」くん、そして昨年10歳で虹の橋を渡った女の子の「オカカ」ちゃんも暮らしていました。

 飼い主さんの懸念をよそに、3匹はミオちゃんを受け入れ、すぐに打ち解けたといいます。

「初めて顔合わせをしたときから、家の先輩ねこたちは全員で毛づくろいをしてあげたり、歓迎したりして、ミオもすぐに甘えるようになりました。ミオは長次郎さんのおっぱいを吸っていましたが、長次郎さんは嫌がらずに受け入れていました」

 たまにミオちゃんが長次郎さんに反抗して、軽いけんかになることもあるそうですが、基本的にはとても仲良く過ごしているそう。動画の撮影時も、そのまま寄り添って寝ていたといいます。

 まるで本当の親子のような、愛情あふれる関係を築いているミオちゃんと長次郎さん。これからも仲良く過ごしてほしいですね。

○取材協力:佐々崎 笹仕(@xu_mp1)さん

(Hint-Pot編集部)