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「没収された」 海外旅行の機内持ち込みNGの夏アイテム 注意すべき荷物のルールとは
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いよいよ夏本番。今年の夏休みに海外旅行を計画しているという人もいるでしょう。そんな方にぜひ知っておいてほしいのが、「夏の海外旅行で注意しておきたい、飛行機の荷物ルール」。今回は、元添乗員の視点から、夏の海外旅行で見落としがちな飛行機の荷物ルールをピックアップしました。機内持ち込みと預け入れの判断ミスを防ぎ、スムーズで快適な夏旅を叶えるためのチェックポイントをご紹介します。
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暑さ対策は“準備力”が勝負!
毎年のように「観測史上、最も早い猛暑日到来!」「猛暑日の日数更新」「最高気温の更新」といったニュースを耳にする昨今。日本の夏の暑さは年々厳しくなっていますが、海外の気候も同じように激変しています。
日本より気温が高くなるエリアも珍しくなく、とくにヨーロッパは日差しがとても強烈です。たとえ湿度が低くても、肌がジリジリ焼けるような暑さはとてもラクだとは言えません。しかも夏はとくに日が長く、日没は21時半過ぎというエリアも。夜までひたすら太陽が出ていて暑いのです。
そのため、夏の旅に欠かせないのが「日焼け」と「熱中症」対策。とくに添乗員が同行するツアー旅行では、スケジュールの都合上、気温が最も高くなる日中、場合によっては炎天下でも外を観光しなければならないこともあり、自分の好きなタイミングで自由に休憩を取るのが難しい場合もあるでしょう。そのため、こうした対策は、旅の準備において最重要事項といっても過言ではありません。
ただし、注意したいのはそれらを持ち運ぶ際の荷物ルールです。すべてが機内に持ち込めるわけではなく、逆に機内に持ち込んではいけないものもあるため、事前に確認しておく必要があります。
1. ハンディファンは“必ず”手荷物に!

夏の必需品といえば、ハンディファン。小型で便利なアイテムですが、リチウムイオン電池が使われているため、預け入れNGで、機内持ち込み必須というのが国際ルールです。
リチウムイオン電池は衝撃や損傷で発火、発煙の可能性があるため、2025年7月8日からはさらに厳格化されました。
・100Wh以上160Wh以下の電池は、持ち込みは2個まで
・頭上の棚に収納せず、シートポケットや足元など目に見える位置に保管すること
スーツケースに入れて預けてしまわないように注意し、機内ではすぐに確認できるところで所持するようにしましょう。
