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海外旅行が快適になる家電3選 元添乗員がおすすめする意外なアイテムとは
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海外旅行へ安く行きたい人には狙い目のシーズンが到来。海外で快適に過ごすには、どのような用意をしておくといいのでしょうか。世界約50か国以上を旅した元添乗員で、旅アドバイザー&トラベルライターのAnaさんによる連載。旅のプロ・Anaさんが、海外旅行先で快適に過ごすために必ず持っていく家電製品を紹介します。旅のプロが教える「三種の神器」とは。
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その1:海外対応のドライヤー
海外のホテルでは、備え付けのドライヤーが壊れていたり、風圧が弱かったりすることがよくあります。添乗でスペインに行ったとき、夜中にお客様の部屋のドライヤーが急に壊れてしまい、部屋を交換することになるなど大変でした。
また、フランスの地方のホテルに泊まったときは「そもそも壊れているからスペアが欲しい」と言っても「もう予備がないし、変えられる空き部屋もないから、悪いけど今日はもう無理。うちは五つ星ホテルじゃないから我慢して」とのセリフ。添乗員として、それをそのままお客様に伝えられるわけもありません……。
しかも、そのときは運悪く自分のドライヤーを持っていかなかったため、どうしても諦められなかった私は不機嫌になるスタッフになんとかしてくれと粘りに粘って、別の系列ホテルから持ってきてもらったほどです。それ以来、自分があまり使わなくても、必ず持っていくようになりました。
海外に行くと、そもそも現地と生活習慣が違うからこそ、対応も違うのだなと感じさせられます。
髪を毎日洗う習慣がないから、ドライヤーに対する優先度・重要度が低い=1日くらいなくても平気。そもそも湯船に浸からずシャワーしか浴びないから、お湯もそんなに使わない=ボイラーの機能が弱い、といったことなのでしょう。
海外では、ホテルにも“現地の習慣”があると知っておくのが重要です。
その2:トラベルケトル
トラベルケトルは、旅のアイテムで買って良かったと思うものナンバー1かもしれません。日本や米国のホテルでは置いてあるところが多いのですが、ヨーロッパのリーズナブルなホテルでは置いていないことが多くあります。
個人的に、普段からかなりお茶を飲むのと、温かい飲み物が好きなのでケトルはいつ何時も欠かせません。コーヒーマシンはあってもケトルがない、あっても茶葉は紅茶だけで、もちろん煎茶やほうじ茶、ノンカフェインのものはあまりありません。日本茶系の茶葉も、併せて欠かさず持参します。
ツアー中は、いつどんな緊急対応があって食事が取れなくなるかわかりませんでした。もはや、外に出て買いに行く気力や体力がないこともしばしば。好きなときにお茶やスープが飲める&お湯で食べられるおにぎりやピラフ、カップ麺は、非常食としてとても安心できました。