X（ツイッター）で流行っている「怖いか？」構文。数々の“才能”が集まるなか、巨大なキノコが大きな話題になっています。成人男性の手のひらよりもはるかに大きな姿に、驚きの声が殺到。投稿者で株式会社七会きのこの渡辺 海さんに、詳しいお話を伺いました。

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「なんて力強いんだ…」と驚きの声が殺到

「怖いか？　私の育てたシメジの大きさが。」

　そんなインパクトのあるコメントとともに投稿された1枚の写真。そこには、渡辺さんの手のひらにのせられた、巨大なキノコが写っています。まるでブーケのようにも見える大きさです。

　この投稿は2.1万件もの“いいね”を集めました。リプライ（返信）には「なんて力強いんだ……」「鳥肌が立ったんだが」「笑うほどすごいw」「怖いか？　でほんまに怖かったの初めてやわ」など、驚きの声が殺到しています。

もともとは熱帯地域に生息する大型シメジ

　この巨大なキノコは「ニオウシメジ」という種類で、私たちが普段目にするブナシメジとは異なる種だそう。渡辺さんによると、もともとは熱帯地域に生息し、なかには1株で重さ100キロを超えるものもあるという大型のシメジです。地球温暖化の影響からか、生息地の北限が年々北上しており、関東地方でも天然ものの発生が確認されているといいます。

　栽培期間は、キノコを育てるための菌床を作成してから収穫まで約120～150日。熱帯地域のキノコであるため、高い温度が栽培に適していますが、昨今の超高温環境ではキノコが育たず、温度管理にかなり気を配っているそうです。