ねこの鳴き声が人間の言葉のように聞こえることは、珍しくありません。X（ツイッター）では、お腹がすいたときに、和食ファストフードチェーン店の名前を呼んでいるような鳴き声を上げるねこが、4.2万件もの“いいね”を集めて話題になっています。投稿者で「猫喫茶ネコブ」（@nekobuneko）の代表・川口加奈子さんに、詳しいお話を伺いました。

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鳴き声が和食チェーン店の名前に？　想像以上の明瞭さに驚きの声

「お腹すいたら『なか卯～』って言うねこ」

　そんなコメントとともに投稿された動画には、じっとこちらを見つめながら鳴くねこが映っています。なか卯といえば和食ファストフードチェーン店ですが、食べたいとおねだりしているような鳴き声に、思わず笑ってしまいます。

　この動画がXに投稿されると、4.2万件もの“いいね”を集めました。リプライ（返信）や引用リポストには「実は人間の姿になってなか卯に通っている常連客」「これはなか卯から案件来るかもしれませんね……」「想像の100倍はっきりとしたなか卯で笑ってしまった」など、鳴き声の絶妙さに驚く声が寄せられています。

「この日はとてもお腹がすいていたようです」

　話題のねこは、12歳の男の子「たい」ちゃん。7年前に、保護ねこ施設から川口さんの元へやってきました。

　保護ねこ施設で初めて見たときに「この子だ！　とビビッと来て」という、運命的な出会いだったといいます。たいちゃんは「猫喫茶ネコブ」のボス的存在で、あとから来たメンバーのお世話や指導をする係になっている、とても賢いねこなのだそう。

　そんなたいちゃんも空腹には勝てませんでした。ごはんを求める鳴き声が、偶然にも人気チェーン店の名前に聞こえてしまったというのが、今回の微笑ましいエピソードにつながったようです。

「とてもお腹がすいたときに、いつも『なか卯～』と鳴くので、この日はすごくお腹がすいていたようです」

　撮影後のたいちゃんの様子も、微笑ましいものでした。お腹を満たしたあとは、決まって横にどーんと寝てしまうそう。空腹を訴えるときの必死さとは打って変わって、満足そうに眠る姿が目に浮かびます。

　川口さんは「猫喫茶ネコブ」を営んでおり、インスタグラムアカウント「いちごいちえ」（nekobu_nekocafe）でも、たいちゃんをはじめとするかわいらしいねこたちの日常を覗くことができますよ。

（Hint-Pot編集部）