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「英語と日本語両方が使えると、人生が2倍楽しくなるよ」 日本人ママがバイリンガル教育をしていて報われた意外な瞬間とは
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日本のアニメは、いまや世界中で愛される文化のひとつ。ハワイで8歳と5歳の子どもを育てる主婦ライターのi-know(いのう)さんにとっても、我が子が日本語を自然に学び続けるための“大切な教材”になっています。そんな子どもたちのとくにお気に入りは、国境を越えた人気を誇る「ONE PIECE」です。i-knowさん家族がこの夏体験した、アニメにまつわる特別な体験とはなんだったのでしょうか。第60回は「世界のAdo様」です。
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アメリカでも大人気の「ONE PIECE」
ハワイで暮らす我が子に日本語を維持させるための“教材”として、日本のアニメはとても役立っています。なかでもアニメ「ONE PIECE」にハマり、昨年のハロウィンには息子がルフィ、娘は映画『ONE PIECE FILM RED』のウタのコスプレで“トリックorトリート”を楽しみました。
「ONE PIECE」はハワイなど海外でも大人気! ルフィのコスチュームを着ているアメリカ人の大人や子どもを見かけると、息子は日本語で「ゴムゴムの~、ピストル!」と戦いごっこを仕掛けます。すると、アメリカ人も「Gum Gum, Pistol(ゴームゴーム、ピストー!)」と応戦。発音が微妙に違うため、どちらも少し戸惑いながら戦っている様子がなんとも印象的でした(笑)。
娘がコスプレしたウタが登場する『ONE PIECE FILM RED』は、アメリカではキャラクターの会話部分のみ英語に吹き替えられ、歌手Adoさんが担当する歌パートは日本語のまま上映されました。その影響もあってか、Adoさんは日本アニメ好きの外国人から絶大な人気を集め、今年は自身2度目のワールドツアーを開催しました。
日頃から私たちは車の中でウタ(Ado)の曲をよく聴いています。とくに歌うことが大好きな娘は、Adoさんばりの“がなり”や“シャウト”まで真似するほど。そこでハワイ公演のチケットがあるかを検索してみましたが、なんとソールドアウト!
今回は無理かなと諦めかけていたところ、なんと夏休みに旅行を計画していたシアトルを訪れる日程と、Adoさんのコンサート日が重なっていることが判明。念願のチケットを手に入れることができたのです。
