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ハワイ暮らしの日本人ママが息子のスイミングスクールを退会した理由 「泳ぎを習得させたい」思いから行きついたこととは

公開日:  /  更新日:

著者:i-know

この夏、ノースショアのビーチにて。すぐ目の前の海中にカメを発見し、見惚れる子どもたち【写真:i-know】
この夏、ノースショアのビーチにて。すぐ目の前の海中にカメを発見し、見惚れる子どもたち【写真:i-know】

「どこにいても、車を15分走らせれば、どこかしらのビーチにたどり着く」といわれる、海に囲まれた島・ハワイ。温暖な気候で、海遊びが一年中できますが、その分、常に危険と隣り合わせです。8歳と5歳の子どもを持つ、主婦ライターのi-know(いのう)さんはこの夏、“ウォーターセーフティ”講習に子どもたちを参加させ、とても有意義だと感じたそうです。第61回は「“ウォーターセーフティ”講習って何?」。

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息子をハワイのスイミングスクールに通わせるも…

 アメリカ・ハワイに住んでいながら、インターネットで毎朝、日本のニュースを確認するのが習慣の私。夏になると多いのが、水難事故のニュースです。

 ハワイも日本と同じように海に囲まれている島ですし、とくにハワイは一年中、プールやビーチで遊べる温暖な気候が特徴です。そのため、痛ましいニュースを目にすると、小さな子どもを持つ親として身が引き締まります。

 ハワイのような環境では泳げたほうが楽しいだろうと、息子を4歳からスイミングスクールに通わせていました。しかし、2年余りで退会……。その理由は、以下の3点にあります。

1. ハワイのスイミングスクールは屋外プールで実施されるので、冬の寒い日や雨が降る日でもレッスンがある。それが影響で、風邪をひいてしまうことが多かった。

2. ハワイでの幼児期の習い事は“楽しむこと”がベース。バタ足や息継ぎなど、基礎をきちんと教えないまま自由に泳がせてしまうので、泳ぎ方に変な癖がついてしまった。

3. 5~6歳になると、女性用更衣室に男の子を連れて入ることが難しくなる。かといって、息子ひとりで男性用更衣室でシャワー&着替えをさせることは防犯上難しく、濡れた水着を着たまま帰路に着くのが嫌だった。

 私自身、日本で水泳を習っていた経験があるため、恵まれた環境やコーチのティーチングスキルの高さを日本とハワイで比べてしまい、息子にスイミングを続けさせることをやめてしまいました。

 アメリカの小学校にはプール授業もなく、「泳ぎを習得させたいけれど……」と悶々とする日々。そんなとき、近くのスイミングスクールで夏休み特別イベントの“ウォーターセーフティ”講習が実施されることを知りました。1日1時間、5日間のプログラムで、なんと無料です!

 インターネットでの申し込みは先着順で、予約開始5分後にはすべてのスポットが埋まってしまうほどの争奪戦に。それでも、パソコンとスマートフォンの2台同時アクセスで、息子と娘のスポットを確保!

 いざ“ウォーターセーフティ”講習へ! と意気込んでいたものの、ふと疑問が頭に浮かびます。そもそも“ウォーターセーフティ”って、いったいどんなことを学ぶんだろう?