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夏の入浴介助、気をつけるべきポイントとは? 熱中症予防と介助者の健康を守るためのアドバイス

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

家でできる入浴介助時の熱中症対策

青木志おりさん【写真:アースサポート株式会社】
青木志おりさん【写真:アースサポート株式会社】

 青木さんが実際に行っている熱中症予防策のなかで、家庭でも取り入れやすい方法を教えてもらいました。

・保冷剤をタオルに包み、首に巻いて介助する
・軽装で介助する
・入浴前後に水分を多めに摂取する
・室内温度に注意し、換気を行いながら介助する
・浴室掃除後、水で体温を下げる(お湯で皮脂汚れを流したあと、水で浴室を掃除することで、室内の温度を下げる)

 これらの予防策を実践することで、介助者自身の体調管理も容易になり、効率的な入浴介助が可能になります。

介助者の健康が一番

 介助する人が健康でなければ、適切なサポートはできません。青木さんは、介助者自身の健康が最も大切だと強調しています。とくに夏場は体力を奪われやすいため、十分な休息と栄養補給が欠かせません。

「自分の健康を守りながら、相手の健康を支える」という意識を持つことが、良い介助を行うためには必要不可欠です。

◇青木志おり(あおき・しおり)
アースサポート株式会社拠点リーダー。老人ホームで介護のキャリアをスタート。結婚後、訪問介護へ転職するも、出産を機に退社。子育てが一段落した2009年、再び介護の現場へ復帰し、アースサポートにて訪問介護ヘルパーとして活躍。その後、サービス提供責任者、事業管理者を経て、2012年に全国で20名弱しか認定されていない「訪問介護アドバイザー」に就任。13年にわたり訪問介護の専門家として尽力し、現在は拠点リーダーとして活躍している。自身の祖母を介助した経験もあり。

(Hint-Pot編集部)