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メーガン妃とヘンリー王子の移住は前途多難 8万人のカナダ市民から請願署名 「警備は自分で払って」

著者:森 昌利

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メーガン妃とヘンリー王子【写真:Getty Images】
メーガン妃とヘンリー王子【写真:Getty Images】

10億から15億円の警備費負担を断固拒否 女性国会議員が署名を主導

 メーガン妃とヘンリー王子の滞在先であるカナダのビクトリアで、ふたりの警備費に税金を使うべきではないという署名運動が起こり、なんと8万人以上の市民が署名した。署名運動を始めた同地区選出の国会議員は「カナダ市民にはふたりの警備費以上の優先事項がある」ときっぱり。未だに不透明な警備費問題に一石を投じている。メーガン妃は先日、愛息と愛犬と共に散歩する姿がパパラッチされたが、プライベートな時間も英警察と王立カナダ騎馬警察の屈強な男性2人がぴったりと警護している様子が見られた。
 
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 英大衆紙「デイリー・メール」が報じたところによると、この署名運動を始めたのは、同地区選出の女性国会議員のローレル・コリンズさん。「税金は国民の生活を少しでも豊かにするために使うべきもの。警備費はふたりが自己負担できるように計画してほしい」と語り、カナダ国民の血税で、日本円にして年間10億円から15億円にも達すると報道される莫大な警備費を負担することを強く拒んだ。

 女王の声明では今年の春からふたりの王室主要メンバー引退が正式なものとなるが、その後これまで英国政府が税金から支払っていた警備費を誰が負担するのか、この問題はまだ解決されていない。しかも、今後はカナダに本格的に居住することが見込まれているふたりの、当国における警備費問題はさらに不透明だと伝えられている。

 問題はこれまで国がらみで守られてきたため、警察、または特殊部隊の優秀な人材を使い、また日本の公安警察に当たるM15、MI6等の諜報機関との連携も密に組まれ、世界最高レベルの警備が行われてきたこと。このレベルのセキュリティーは民間では実現不可能であり、しかもカナダも英国も警備関係者とはいえ民間人が火器を所有するのは困難だ。

 王族から引退したとはいえ、ふたりの重要性は今後も極めて高く、これからも最高レベルの警備が必要なことは明確である。となるとその警備人は国家で整備され、その費用も税金で支払われる公算が高くなる。しかしその一方で、こうした公人ではなくなったふたりの警備費を税金でまかなうべきではないという署名運動も起こっている。

 王室とメディアの束縛から逃れ、新たなに自由で幸せな人生を歩むと決意したふたりだが、この警備問題にひとつにしても一筋縄で解決する問題ではなく、今後もまだまだメーガン妃とヘンリー王子の話題は尽きそうもない。

(イギリス・森昌利/Masatoshi Mori)