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UVカット服に柔軟剤を使ってもいい? 柔軟剤の使いすぎには注意点も プロが解説
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夏の紫外線対策として、UVカット機能付きの衣類を活用している人も多いでしょう。なるべく機能を持続させたいところですが、洗濯の際に柔軟剤を使うと良くないと聞くことがあります。実際のところどうなのでしょうか。UVカット服における柔軟剤の使用について、株式会社ハッシュ代表取締役で生活に役立つ洗濯法を発信している浅川ふみさんに伺いました。
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UVカット服に柔軟剤を使うべきか?
結論からいうと、UVカット機能付きの衣類には、柔軟剤の使用を控えた方が良い場合があります。とくに、生地表面にUVカット加工(紫外線吸収剤や反射剤など)が施されているタイプの衣類では、柔軟剤に含まれる油分がその上に皮膜を作り、紫外線を遮る効果が弱まってしまうことも。
一方で、UVカット機能が生地そのものに織り込まれているタイプの場合、柔軟剤を使用しても影響が少ないことがあります。それでも、衣類の洗濯表示を確認し、「柔軟剤使用不可」と記載されている場合は、使用を避けるのが安全です。
柔軟剤の使いすぎにも注意
また、柔軟剤の過剰使用は、タオルなどほかの衣類にも影響を与えかねません。柔軟剤を使いすぎると、繊維が柔らかくなりすぎ、吸水性が低下してしまうことがあるためです。
タオルの吸水性を損なわないためにも、月に1~2回は柔軟剤なしで洗濯することをおすすめします。これによって繊維をリセットし、タオルの吸水性を保つことができます。
◇浅川ふみ(あさかわ・ふみ)
品川区大井町の老舗クリーニング店の3代目として家業を継ぎ、2008年に洗剤メーカー「株式会社ハッシュ」を設立。環境に優しい洗濯文化の普及を目指し、研究拠点「ハッシュ ラボ」を立ち上げ、生活に役立つ洗濯法を発信している。東京都大田区中小企業新製品コンクール受賞歴あり。
品川区大井町の老舗クリーニング店の3代目として家業を継ぎ、2008年に洗剤メーカー「株式会社ハッシュ」を設立。環境に優しい洗濯文化の普及を目指し、研究拠点「ハッシュ ラボ」を立ち上げ、生活に役立つ洗濯法を発信している。東京都大田区中小企業新製品コンクール受賞歴あり。
(Hint-Pot編集部)