愛猫が安心しきって眠る姿は、見ているだけで心が癒やされますよね。しかし、リラックスしている状態が日常になると、丸くなって眠る姿のほうが珍しく感じられることも。X（ツイッター）では、同じねこの寝姿を比較した2枚の写真が、2.7万件もの“いいね”を集めて話題になっています。飼い主さんに詳しいお話を伺いました。

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「普通に寝てる」姿と“へそ天”のギャップがかわいい

「普通に寝てるのが新鮮に見えるようになってきましたww」

　そんなコメントとともに投稿された写真には、窓際に置かれた赤いクッションの上でくつろぐねこが写っています。

　1枚目には、ぽかぽかとした日差しが差し込むなか、体を丸めてお昼寝する姿が。穏やかな表情から、安心しきっていることが伝わってきます。

　2枚目では一転して、全身を思い切り伸ばし、大の字になって“へそ天”を披露。手足が上に向かって伸び、踊っているようにも見えてきます。

　この2枚の写真がXに投稿されると、2.7万件もの“いいね”を集めました。引用リプライには「ねこの開きwww　どれだけ安心しきっているのよw　幸せそうでかわいいー」「こんな見事な大の字寝ある？」「なんか踊ってるみたい」など、たくさんの声が寄せられています。

元保護ねこのメルモちゃん　ユニークな寝相にほっこり

　元保護ねこで3歳の女の子「メルモ」ちゃん。名前の由来は、漫画家・手塚治虫さんの作品に登場するキャラクターです。

　野良ねこだったメルモちゃんが飼い主さんと出会ったのは、3年前のこと。高齢だった先住ねこの「リリィ」ちゃんと、メルモちゃんがそっくりだったことから、飼い主さんは気にかけていたそうです。そして昨年、リリィちゃんが息を引き取り、熟考の末にメルモちゃんの保護を決めました。

　メルモちゃんの“へそ天”は、実はお迎えした当初からの癖なのだそう。ケージ内のベッドでくつろいでいるときに、よく披露していたといいます。

「日向ぼっこが好きなようで、天気のいい日中は窓際で寝ているのですが、ひっくり返ってみたら気持ち良かったようです。もたれかかった網戸の弾力も、ハンモックのようで心地いいのかもしれませんね。リラックスできている証拠なので、うれしいです」

　飼い主さんにとって、メルモちゃんの“へそ天”は安心と信頼の証。メルモちゃんの様子からも、保護ねことして迎えられ、心から安らげる場所を見つけたことがわかります。

　飼い主さんは、この記事をきっかけに、野良ねこや地域ねこの保護を考える人が増えるようにと願っています。メルモちゃんのように、新しい家族のもとで幸せに暮らすねこが、1匹でも増えるといいですね。

○取材協力：おたむ（@donchintan696）さん

（Hint-Pot編集部）