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「死ぬとききっとこの景色を思い出す」 アフリカ縦断中の日本人が撮った幻想的な一枚に感動の声が殺到
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日本から遠く離れたアフリカの島国・マダガスカルで撮影された写真が、X(ツイッター)で大反響を呼んでいます。夕焼けに染まる空の下、地平線に並んだバオバブの木々が織りなす幻想的な光景に、1.5万件の“いいね”が寄せられています。幼い頃からの夢を実現させた冒険について、投稿者のはせ 世界一周(@Hase_dreaming)さんに詳しいお話を伺いました。
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「言葉で言い表せない景色ってこのこと」
「アフリカのマダガスカルでバオバブの木を見るという夢を叶えました!!! 死ぬとききっとこの景色を思い出す」
そんなコメントとともに投稿された写真には、思わず息をのむような光景が広がっています。ピンクやオレンジに染まる夕焼け空の下、地平線に並ぶバオバブの木々のシルエット。雲の隙間には小さな三日月が浮かび、幻想的な雰囲気を漂わせています。
自然が描いた絵画のような景色は大きな注目を集め、1.5万件もの“いいね”が集まりました。リプライ(返信)には「バオバブの木、最高ですね! 死ぬとき思い出すってめちゃくちゃわかります」「『ライオン・キング』の世界……この景色が同じ地球にしっかりと存在するんですね……」「言葉で言い表せない景色ってこのことですよね!」など、感動の声が数多く寄せられています。
「星の王子さま」で知ったバオバブの木

この美しい瞬間をとらえたのは、はせさん。現在「死ぬまでにやりたいことリスト100を消化中」という彼は、公務員という安定した仕事を辞め、アフリカ大陸を縦断する壮大な旅に出ました。その道中で立ち寄ったのが、アフリカ大陸の南東に浮かぶ島国・マダガスカル共和国です。
「小学4年生くらいのときに初めて『星の王子さま』を読んで、そこに登場するバオバブの木がとても印象に残ったんです。それ以来、ずっと本物を見てみたいと思っていました。あるとき、テレビで『バオバブ街道』というものを知り、これは絶対行くまで死ねない! と心に決めました」
そして、実際にバオバブの木と対面したとき、はせさんの心は深い感動に包まれました。その瞬間の感情を、こう振り返ります。
「まるで絵画の中にいるような感覚になりました。バオバブと夕日のコントラストがとてもきれいで、ずっと眺めているだけで幸せな気分でした。目に焼きつけようと、日が完全に暮れるまで1時間近く、ずーっと眺めていました」
