Hint-Pot | ヒントポット ―くらしがきらめく ヒントのギフト―

カルチャー

【万博】「気がおかしくなっちゃうかと思った(笑)」 ルクセンブルク館スタッフが、日本のスーパーで驚いたこととは

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

ルクセンブルクパビリオンで働くジェロニモさん【写真:Hint-Pot編集部】
ルクセンブルクパビリオンで働くジェロニモさん【写真:Hint-Pot編集部】

 2025年大阪・関西万博の会期も残すところあと1か月あまり。連日多くの来場者で賑わう万博会場では、各パビリオンで働く外国人スタッフたちが訪問者をもてなしています。デジタル技術を用いて、自然や人々の暮らしなどを紹介している、ルクセンブルクパビリオンで働くジェロニモさんは、日本での暮らしは驚きの連続だといいます。いったい、どんなことがあったのでしょうか。

 ◇ ◇ ◇

警備の日本人スタッフから日本語を習う日々

 ドイツ出身で、ルクセンブルクに16年間暮らすジェロニモさん。万博で初めて日本に来日し、ルクセンブルクパビリオンのグッズショップで働いています。

 ジェロニモさんがいるグッズショップ近くには、30分ごとに交代する警備の日本人スタッフが常駐。彼らから簡単な日本語を交代ごとに教わるようになりました。

 今では少しずつ日本語を理解し、話せるようになってきたというジェロニモさん。日本人の来場者へも、学んだばかりの日本語で接客しています。

日本の音文化に驚愕

 そんなジェロニモさんが、日本での生活でとくに印象深かったのは、スーパーマーケットでの出来事でした。

「日本って、ほんとどこでも音がするんだよ! この前スーパー行ってセルフレジで会計してたら、バーコードをスキャンするたびに“動物の鳴き声”がするの! しかもね、レジごとに鳴く動物が違うんだよ!」

 ジェロニモさんが触れたのは、ヨーロッパにはあまりない、日本独特のサウンドデザインだったようです。それぞれのセルフレジで、商品をスキャンするたびに響くさまざまな動物の鳴き声に、ジェロニモさんは思わず周りを見渡してしまったといいます。

「何これ!? って気がおかしくなっちゃうかと思った(笑)! まるで動物園にいるみたいで!」

 初めて体験する日本独特の音文化。ジェロニモさんにとって、日本は毎日が新しい発見に満ちた場所になっています。異文化を知る小さなきっかけが積み重なる万博で、文化の違いへの理解をさらに深めてほしいですね。

(Hint-Pot編集部)