どうぶつ
「最低でも20年は」 愛され続けて5年 10歳を迎えた元保護ねこ、家族の思いに包まれてますますかわいくなった姿に祝福の声
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愛猫にいつまでも元気で長生きしてほしいと願うのは、すべての飼い主さんにとって共通の思いでしょう。X(ツイッター)では、5年前に家族の一員となり、10歳の誕生日を迎えたねこが話題を呼んでいます。「最低でも20年はずっと一緒にいてもらわないと」という飼い主さん。その思いについて、詳しく伺いました。
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お迎えして5年 まだまだ長生きしてほしいという飼い主の思い
「10歳なりました
我が家に来て5年、あと最低でも20年はずっと一緒にいてもらわないと」
そんなコメントとともに投稿された写真には、真っ白の毛並みが美しいねこが写っています。飼い主さんに優しく頭を撫でられ、なんとも気持ち良さそうな表情です。ピンク色の鼻と口元がとても愛らしく、安心しきった表情からは、飼い主さんへの信頼の深さが伝わってきます。
この投稿がXに公開されると、9000件を超える“いいね”を集めました。リプライ(返信)には「ぐうちゃんお誕生日おめでとう 目指そう30歳」「元気に長生きしてね」「100年は生きてください」など、ねこの長寿を願う温かいメッセージが、数多く寄せられています。
「お誕生日おめでとう。これからもずっと一緒だからね」

10歳の誕生日を祝ってもらっていたのは「ぐう」ちゃんです。真っ白で美しい毛並みの持ち主です。やや気が強く、人見知りもする一方で、寂しがり屋な一面もあるといいます。
当初は、保護主さんが「綿毛」と名付けて里親募集されていましたが、譲渡後に「千載一遇」から取った現在の名前に変更されました。今でも、ときどき「綿毛ちゃん」と呼ぶと反応するそうで、保護主さんへの愛情の深さがうかがえるそう。
ぐうちゃんが飼い主さんと出会ったのは、2020年のこと。同年9月から、個人で保護活動をしている人の職場にごはんをもらいに現れ、11月まではその人のおうちでケアを受けていたといいます。
その頃の飼い主さんは、10月から住む新居が「ペット可」だったため、譲渡ページを眺めていました。そんななか、薄汚れていながらも“香箱座り”をして、じっとしているぐうちゃんの姿に心を奪われ、お迎えを決意したそうです。
そんなぐうちゃんは、飼い主さんの家に来て5年が経ち、10歳になりました。「寝る前、ベッドに脱ぎ捨てていたデニムをたたもうと手を伸ばしたところ、ぐうがその上に寝転がっていました。撫でてほしそうだったので『お誕生日おめでとう。これからもずっと一緒だからね』と話しかけながら撮った写真です」と、飼い主さんは撮影時のことを振り返りました。
甘えん坊だというぐうちゃんは、スキンシップが大好きなのだそう。

「抱っこも撫でられるのも大好きで、とくに顔周りはうれしいのか、写真のような顔になります」
飼い主さんが「あと最低でも20年は」と願っている、ぐうちゃんの健康状態については、とても良好だといいます。
「毎年、健康診断をしているのですが、レントゲンはきれいで血液検査なども異常なし。おかげさまでとても元気です!」
保護されてから5年、飼い主さんへの信頼を深めながら、幸せに暮らしているぐうちゃん。これからも健康に長生きして、飼い主さんとの穏やかな時間を重ねてほしいですね。
○取材協力:ぐう(@zu_to_guu)さん
(Hint-Pot編集部)