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知っておきたい豪雨の備え 身近なアイテムで下水逆流を防ぐ方法を警視庁が伝授
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近年、日本各地でゲリラ豪雨や台風による水害が相次いでおり、とくに今の時季は警戒が欠かせません。短時間で大量の雨が降ることで、都市部では排水能力を超えた雨水が下水管に流れ込み、思わぬ場所での浸水被害が発生することも。警視庁警備部災害対策課は公式X(ツイッター)アカウント(@MPD_bousai)で、家庭でできる下水の逆流を防ぐ対策を再紹介し、注目を集めています。
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家庭にあるもので簡単にできる風水害対策
豪雨時、注意が必要なことのひとつが、下水の逆流による室内への浸水です。同課のX担当者さんは「風水害対策に関する以前のポストをご紹介します」とのコメントともに、2024年8月15日に1万件の“いいね”を集めた「豪雨への備え」を再投稿しました。
添えられた画像では、下水の逆流を防ぐ方法として「ビニール袋に水を入れた『水のう』を置く」と紹介。水のうは、家にあるもので簡単に作ることができます。
まず、ゴミ捨て用の大きなビニール袋などを二、三重にして、その中に半量の水を入れ、袋の口を固く縛ります。それらをいくつか用意し、キッチンやお風呂場、洗濯機などの排水口やトイレに置くだけです。
トイレへの設置にはひと工夫が必要で、水のうをのせる前に、45リットルサイズのゴミ袋を広げて便器にかぶせ、その上から排水口をふさぐように水のうをのせます。こうすることで、水のうが便器や中の水に触れるのを防ぐこともできるようです。
台風や集中豪雨は予測が困難で、突然の災害に見舞われる可能性があります。家庭にあるもので簡単にできる対策を知っておけば、いざというときの被害を最小限に抑えることができそうですね。
(Hint-Pot編集部)