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日本の「専業主婦は肩身が狭い」? ハワイのママたちが選ぶ生き方 日本人ママが感じたこととは
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保育園代や虐待問題への懸念も

ステイ・アット・ホームマムが意外にも多い理由のひとつは、私の地域の保育園代が高額だから。平均1200ドル(約18万円)もするので、よほどの高給取りでない限り、働いてもほとんどが保育園代に消えてしまうのです。それなら、自宅で子どもを見ようと思う人が多いのでしょう。
保育園に預けないもうひとつの理由として、アメリカ人ママさんのなかには、保育園の職員やシッターによる虐待を心配する人が少なくないことも挙げられるでしょう。とくに「意思疎通がきちんとできる4歳くらいまでは、家族以外の人に預けたくない」という考えを持っている人は、一定数います。
子どもが5歳になり、義務教育がスタートすると、日中にパートタイムで働き始めるママさんが増えます。ただし、ハワイでは、10歳頃まで学校への送り迎えが必須です。祖父母などの家族が協力してくれる環境でない限り、夫婦ともにフルタイムで働くのはなかなか難しいという現実があります。
子どもがいない専業主婦の呼び方は?
ここまで、子どもがいるステイ・アット・ホームマムのケースを紹介しました。では、子どもがおらず、仕事をしていない専業主婦はなんと呼ぶのでしょうか?
これは名称ではありませんが、「between jobs(ビトイーン・ジョブス)」という言葉を使う人が珍しくありません。直訳すると「仕事と仕事の間にいる」、つまりは「仕事を辞めて、失業中」「求職中」という意味になります。
実際には専業主婦だとしても、「I’m between jobs(アイム・ビトイーン・ジョブス)」と言えば社会的体裁を保つことができるので、とても便利な言葉ですよね。
また、仕事以外にも「資格を取るために勉強をしている」「ボランティア活動をしている」「親の介護をしている」など、人に誇れる役割はたくさんあります。そのため、アメリカ人に「どんな仕事をしているの?」と聞かれた際は、ハウスワイフと答えないことをおすすめします。
さらに、アメリカ人がステイ・アット・ホームマムを選ぶ背景には、ホームスクールが充実していることが、理由のひとつに挙げられるでしょう。次回は、そのことについて触れたいと思います!
(i-know)
