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「無理って思っちゃいました」 アメリカ人が日本で文化の違いを満喫 「苦手」だと感じた意外な日本食とは

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

アメリカパビリオンで働くサムさん【写真:Hint-Pot編集部】
アメリカパビリオンで働くサムさん【写真:Hint-Pot編集部】

 2025年大阪・関西万博の会期も、残り1か月を切りました。連日多くの来場者でにぎわう万博会場では、各パビリオンで働く外国人スタッフたちが訪問者をもてなしています。アメリカパビリオンで働く、アイダホ州出身のサムさん。今回が4回目の訪日となるほど日本が大好きとのことですが、苦手な日本食もあるといいます。あまり楽しめなかった食べ物とは、いったいなんだったのでしょうか。

 ◇ ◇ ◇

独学と大学で日本語を学んだアメリカ人

 アメリカのアイダホ州出身のサムさんは、独学と大学で日本語を学びました。今回が4回目の日本で、4月から万博スタッフとして滞在。日々、パビリオンでの仕事を楽しんでいます。

「アメリカ人は騒いでいるのが好きだけれど、日本人は騒ぐのが少し苦手なのかなと感じました。そうしたなかでも、3択のクイズはとても人気ですよ」

 日米の文化の違いを感じながらも、来場者に楽しんでもらえる工夫を凝らしているようです。

「口に入れたときに魚とごはんが離れてしまって…」

 日本が大好きで、日本文化への理解も深いサムさん。しかし、意外にも苦手な日本食があるそうです。それは、外国人にも大人気の、日本を代表する食べ物でした。

「一番好きなのはいなり寿司。お祭りのときに初めて食べた。甘くて、中のごはんが柔らかくて好きです。でも、普通の握り寿司は少し苦手で……。口に入れたときに魚とごはんが離れてしまって、無理って思っちゃいました。おにぎりや玉子の寿司とかは大丈夫なのですが……」

 世界中から愛される日本の寿司。“本場”を味わい、ネタの鮮度の高さや、職人の技に感動する外国人は少なくありません。ただ、口のなかでシャリがほどけて、ネタとの一体感が生まれるという感覚は、サムさんにとってなじみがなく、違和感を覚えたようです。

 4回目の日本滞在を存分に満喫している様子のサムさん。残りの期間で、好きな日本食をたくさん堪能できると良いですね。

(Hint-Pot編集部)