日本の洋食文化は、西洋の料理を日本人の味覚に合わせて発展させた、独特な魅力があります。カレーライスやナポリタン、オムライスなど“本場”と異なる日本ならではの食べ物は、多くの外国人を驚かせています。YouTubeチャンネル「Macaron Chan 南フランス田舎娘」を運営する日本人のMamiさんは、フランス人の夫・お父ちゃんと娘・マカロンちゃんを連れて毎年、日本に帰省しています。滞在中、お父ちゃんが喫茶店で食べて驚いた一品とは、なんだったのでしょうか。

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南フランスで暮らす国際結婚家族

　京都府出身で美大卒、着付け師の免許を持ち、元パティシエや元祇園レストラン経営者という多彩な経歴を持つ、日本人の「お母ちゃん」ことMamiさん。その夫で関西弁も話せるおもしろいフランス人の「お父ちゃん」、そして2017年5月生まれのマカロンちゃんの3人家族です。南フランス・ピレネー山脈で暮らし、日仏の文化の違いや子育てなどについて、YouTubeチャンネル「Macaron Chan 南フランス田舎娘」で発信しています。

　夏休みには毎年約3週間、日本に滞在しているという一家。この夏も、京都にあるMamiさんの実家を訪れ、その様子を動画で紹介しています。

　一家は滋賀県の長浜市に向かいました。駅に到着後、昼食を取るために立ち寄った喫茶店で、全員が洋食を注文することに。そこでマカロンちゃんは、日本のカルボナーラを初めて食べました。日本に来てから味わうおいしさに食欲が止まらない様子で、パスタを夢中で頬張ります。

　一方、大人たちはサンドイッチを注文。お父ちゃんはサンドイッチを口にすると、「フランスにない」と話し始めます。そして「スーパーにサンドイッチはあるけど、おいしくない」と、日本のサンドイッチを高く評価。さらに、「パンのおいしさがサンドイッチを完璧にしている」「日本はもっとおいしい、フランスはおいしくない。あとは値段高い！」など、母国を引き合いに出しながら、日本への絶賛が止まりません。

　この感想に、Mamiさんも「パンってフランスのほうが先やん。日本はアレンジがうまい」と、フランス生活が長いからこその気づきを口にしていました。