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「フランスはおいしくない。あとは値段高い!」 フランス人の夫が驚愕 日本で絶賛した意外なグルメとは

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

アニメから始まった日本への憧れ

 関西弁を流暢に話すお父ちゃんですが、そもそもなぜ、日本語を学ぶようになったのでしょうか。その背景には、幼少期から続く、日本アニメへの深い愛情がありました。

「フランスでは、昔から日本とほぼ同時期に、日本のアニメが放映されていたんです。たとえば『ドラゴンボール』や『シティーハンター』『うる星やつら』など、1980年代のアニメを子どもの頃からずっと観て育ってきました。大人になった今でも毎日、日本のアニメを観ているほど大ファンなんです」と、Mamiさんは説明します。

 ゲームも、日本の作品ばかりをプレイしているというお父ちゃん。日本の文化に触れる機会が多く、自然と憧れを抱くようになり、「いつかは日本に行きたい」と思うようになったそうです。

 そして2011年、ついに初来日を果たします。それから毎年、日本を旅行するように。Mamiさんとは、京都のアイリッシュパブで出会いました。当時のMamiさんは、昼間はパティシエ、夜はアイリッシュパブでバーテンダーとして働いていたそうです。お父ちゃんがお客さんとしてやってきて、Mamiさんがビールを出したのがファーストコンタクトでした。

「最初の印象では、眼がきれいな人だなと思いました。雰囲気は、おおらかなクマさんみたいな人だなぁと感じました」と、Mamiさんは振り返ります。一方、お父ちゃんはMamiさんのことを「フレンドリーでかわいらしい女性」だと感じたそうです。

温泉旅館でリラックスするのが「人生で最大の極楽」

 Mamiさんとの出会いや、友達ができるにつれて「英語ではなく、もっと日本人と日本語で会話をしたい」と思うようになったお父ちゃん。日本語学校に半年ほど通って、基礎をひと通り学び、簡単な会話ができるようになりました。

 その後、Mamiさんと結婚。約2年間、京都府で一緒にレストランを経営していたため、流暢な関西弁を話せるようになったといいます。日本に一時帰国すると必ず温泉旅館に行きたがるほど、日本の文化が大好きです。

「丁寧なおもてなしを受けて、自然の中で温泉に浸かり、マッサージチェアに乗ってゆっくりすることが、人生で最大の極楽だと感じています」

 また、日本の便利なアイテムが大好きで、フランスに持ち帰って愛用しているものもあるのだそう。今年はとくに暑かったこともあり、クールネックや冷感ボディシート、クールタオルなど日本の冷感商品にハマりました。

 アニメをきっかけに日本への憧れを抱き、今では関西弁を話すまでになったお父ちゃん。日本の洋食に舌鼓を打つ姿からも、日本への深い愛情が伝わってきます。一時帰国の様子やフランスでのにぎやかな日常は、インスタグラム(macaron_chan1)でも見ることができますよ。

(Hint-Pot編集部)