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「小さくてもちゃんと膨らんでてすごい」 長崎で発見 指先サイズの生き物が見せた生命力が話題「尊い命ですね」
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自然界で懸命に生きる小さな命に出合ったとき、深い感動を覚えることもあるでしょう。そんな瞬間を切り取った投稿が、X(ツイッター)で大きな反響を呼んでいます。威勢がいい、指先サイズの小さな生物に8万件を超える“いいね”が集まり、多くの人が心を打たれているようです。投稿者の水ノ(@munabire)さんに、詳しいお話を伺いました。
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指先サイズでも精一杯に膨らむ姿に感激
「小さくてもちゃんと膨らんでてすごい」
そんなコメントとともに投稿された1枚の写真には、水ノさんの指先でぷっくりと体を膨らませる小さなフグが写っています。黒と銀色の模様が美しく、大きな目が印象的。まだ幼魚のようですが、どんなに小さくても生き抜こうとする強い意志が伝わってきます。
この投稿は大きな反響を呼び、8.2万件もの”いいね”が集まりました。リプライ(返信)には「かわいい~!」「感動ものです!」「指の半分もない小ささにびっくり 尊い命ですね」など、小さな命に感動する人たちからの声が数多く寄せられています。
長崎県の海で偶然の出合い

水ノさんが小さなフグと出合ったのは、長崎県の大村湾でした。生物観察中に、水面付近を単独で泳ぐ小さな魚を発見。「なんだろうと思い、網ですくったらこの子でした」と振り返ります。
水ノさんによると、この小さなフグは「クサフグかヒガンフグの幼魚」で、貴重な出合いだったそうです。
「幼魚は何回か採ったことはあるのですが、膨らんでくれた子は初めてでした。どちらもとくに珍しい種類ではないのですが、成長するのでこのサイズ感は一年のうち数か月しか見られません」
フグが体を膨らませるのは、主に身の危険を感じたときの防御行動とされています。体を大きく見せることで敵を威嚇し、自分を守ろうとする本能的な行動です。また、体を膨らませることで、より大きな捕食者から身を守る効果もあると考えられています。
水ノさんは「体色もまだ幼魚だったのに大人みたいにしっかりと膨らんで感心しました」と、小さいながらも立派に防御行動を取る姿に驚いた様子。撮影後、フグを少し観察して海へ戻すと、元気に沖の方へ泳いでいったそうです。
