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どうぶつ

「ちっこいカメのかわいさは異常」 27年前にお迎えした初代から続く赤ちゃんガメが話題 今年は“すっきりタイプ”に「生まれてくれました」

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

和象亀さんの自宅で孵化したカメの赤ちゃん【写真提供:和象亀(@wazouki)さん】
和象亀さんの自宅で孵化したカメの赤ちゃん【写真提供:和象亀(@wazouki)さん】

 手のひらに収まるほど小さな生き物にも、計り知れない魅力がたくさんあります。長寿の象徴として親しまれ、ペットとしても多くの人に愛されているカメ。X(ツイッター)では、27年前にお迎えしたというミツユビハコガメから生まれた赤ちゃんが話題になっています。飼い主の和象亀(@wazouki)さん詳しいお話を伺いました。

 ◇ ◇ ◇

手のひらサイズの赤ちゃんカメにメロメロ

「ミツユビハコガメ
27年前に迎え入れた初代からの子
今年も生まれてくれました
すっきりしたタイプ」

 そんなコメントとともに投稿された写真には、指先にちょこんと乗った、体長数センチほどのとても小さなカメの赤ちゃんが写っています。まだ生まれたてのようで、甲羅もやわらかそうです。

 歩みもおぼつかなさそうな様子ですが、つややかで大きな瞳からは、生命力の強さを秘めていることが伝わってきます。

 この写真がXに投稿されると、9000件以上の“いいね”を集めました。リプライ(返信)や引用リプライには「カメってこんなにかわいいんだ」「昔なら飼いたい! と思っただろうけれど、50年ともいわれる寿命の生き物を飼い始める勇気は、40過ぎたら持てなくなってしまったな」「ちっこいカメのかわいさは異常」など、その愛らしさに心を奪われる声が続々と寄せられています。

27年前に迎えたカメから生まれた小さな命 ミツユビハコガメの魅力

和象亀さんが27年前に迎えたカメから生まれた赤ちゃん【写真提供:和象亀(@wazouki)さん】
和象亀さんが27年前に迎えたカメから生まれた赤ちゃん【写真提供:和象亀(@wazouki)さん】

 ミツユビハコガメは、アメリカハコガメの一種。甲羅の前方と後方にフタをして、頭と四肢を完全にしまい、名前の通り箱のようになるおもしろい特徴があります。小型ですが体が丈夫で、日本の気候にも適応しやすいそうです。

 そんなミツユビハコガメと和象亀さんが出会ったのは、近所の熱帯魚店でした。当時、すでにワシントン条約で輸入が規制されており、あまり見かけることがなかった種類だったそうですが、規制前に輸入された個体だったといいます。同店が爬虫類の取り扱いをやめるということで、和象亀さんはほかの10匹程のカメとともに連れて帰りました。

「ミツユビハコガメはバリエーションが豊富で、甲羅に模様の入るタイプ、入らないタイプ、色が薄いタイプやや濃いタイプなど1匹1匹違います。2匹として同じ色彩の個体はいないので自分のカメという感じがして愛着がわきます」

 現在、和象亀さんが飼育しているミツユビハコガメは20匹。うち6匹は自家繁殖個体とのことです。ミツユビハコガメは人懐っこいところも魅力で、和象亀さんがそばへ行くと、ごはんが欲しくて駆け寄ってくることもあるそう。ただ、ほかの家族が行っても寄ってこないとのことで、飼育者をしっかり見分けているようです。