秋の風物詩として親しまれる彼岸花。その鮮やかな赤い花が一面に咲き誇る光景が、X（ツイッター）で大きな話題となっています。投稿にはなんと13万件もの“いいね”が。投稿者のはるはら（@haruhara_kun）さんに、その圧巻の一枚について詳しくお話を伺いました。

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一面を覆い尽くす真紅の絨毯　「異界」と称される圧倒的な光景

「愛知の彼岸花が本気出すとこんな感じ　咲きすぎて逆に怖い」

　そんなコメントとともに投稿された1枚の写真。そこには、川辺の斜面を埋め尽くすように咲き誇る無数の彼岸花が写されています。

　赤い花々が密集して咲く様子は、まさに真紅の絨毯を敷き詰めたかのよう。遠くまで続く彼岸花の群生は、自然が作り出した芸術作品とも言える美しさです。

　投稿には13万件もの“いいね”が集まりました。リプライ（返信）には「この景色を見たい」「このくらい本気のタイミングで行きたいです」「これは……異界だ」など、感動の声が数多く寄せられています。

知り合いの写真に触発されて　愛知県逢妻女川での偶然の出会い

　話題の写真は、2022年10月に撮影されたもの。場所は、愛知県豊田市南西部を流れる逢妻女川の天王橋（丸根町）から男橋（宮上町）間です。約450メートルにわたって、両岸の土手に彼岸花が咲き誇る名所となっています。

　はるはらさんがこの場所を訪れたきっかけは、知り合いが撮影した別の彼岸花の写真でした。

「知り合いが愛知県内の別の場所で素敵な彼岸花の写真を撮っていたので、愛知にもこんなきれいな場所があるのかと驚いたのがきっかけです。探してみると、もう一か所、逢妻女川に群生地があると見たので、行って見ることにしました」

　撮影には、SONYのα7R IIIとSEL70200Gを使用。しかし、あまりにも一面が彼岸花で覆われているため、構図選びに悩んだといいます。それでも、この圧倒的な光景を前にして撮影された一枚は、多くの人々の心をとらえる作品となりました。