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「日本には規則があるの?」 アメリカ人が「すごくびっくりした」日本人が守るマナーとは
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日本へやってきた外国人が感心することのひとつに、行き届いた公共マナーが挙げられます。街中や公共交通機関では、見知らぬ人同士が互いに気を配り、静かな空間を保つことが自然に守られています。2年前に来日し、現在は沖縄で暮らすアメリカ人男性も、自国との違いに驚いたひとり。いったい、どのような違いに驚いたのでしょうか。
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日本に住んで2年 「沖縄よりも東京のほうが暑い」
アンドリューさんは2年前、転勤をきっかけに日本へ移住し、現在は沖縄で暮らしています。この日は、妻と一緒に東京観光を楽しんでいました。
「今住んでいる沖縄よりも、東京のほうが暑いなんて。こんなに暑いと思っていなかったから、服も心も準備せずに来ちゃったよ(笑)」
暑さに戸惑いながらも、都市の景観には感心した様子です。
「東京も大阪も、街づくりが上手だよね。都心のど真ん中やオフィス地区なのに、アートや神社・寺、素敵なカフェやお店があって、人が自由に楽しんでいる。いい環境だし、いいバイブスが流れていると思った。沖縄も最高だよ。落ち着いていて、静かで、景色も美しいんだ」
日本各地が持つ異なる魅力を、アンドリューさんは楽しんでいるようです。
車内で誰も通話をしない、日本のマナー
そんなアンドリューさんが東京観光中、とくに驚いたのが公共交通機関でのマナーでした。
「日本には、外で電話で話したらいけない規則があるの? 乗り物の中で、誰も話していないでしょう。シアトルやニューヨークだったら、電車の中で絶えず誰かが電話で話しているから、最初はすごくびっくりしたよ」
日本では、電車やバスの車内で通話を控えることが、長年のマナーとして定着しています。法律で義務づけられているわけではありませんが、ほかの乗客への配慮を大切にする習慣です。
日本の人々が互いに心地良く過ごすために守るマナーに、理解を深めている様子のアンドリューさん。これからも、沖縄と東京それぞれの魅力に触れながら、日本ならではの文化を楽しんでほしいですね。
(Hint-Pot編集部)
