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「日本のものが必要よ!」 アメリカ人がゴキブリに大パニック 日本人男性が感じた日米の対策意識の差
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残暑が続く季節も、ゴキブリは多くの人を悩ませる存在です。日本では徹底的に対策を講じる人が多い一方で、海外では必ずしもそうとは限らないようです。6月下旬からアメリカ・ロサンゼルスに暮らすYoさんが、現地の生活事情を伝えるこの連載。第9回は、日本人とアメリカ人のゴキブリ対策に関する意識の違いをご紹介します。
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ホームステイ先でゴキブリに遭遇
筆者は虫が苦手なこともあり、日本で暮らしていたときは部屋を清潔に保ち、細心の注意を払っていました。アメリカでの暮らしでも、いつどこでゴキブリに遭遇するか戦々恐々としていたある日、ついにおそれていたことが起きたのです。
ホームステイ先の自室でくつろいでいると、「ぎゃー!!」というホストファミリーのママの叫び声が聞こえました。ゴキブリが出たのです。
アメリカでも、やはりゴキブリは気色の悪い存在。壁にいたそれは、日本の1.5倍ほどの大きさです。ママから助けを求められましたが、筆者は大の虫嫌い。殺虫剤さえあれば対抗心が芽生えるものですが、この家にはないといいます。
長女が「もう……私がやる」と辟易した様子で、4リットルほどのボトルにノズルがついた防虫剤を持ってきました。しかし、防虫剤はあくまで侵入を防ぐものであって、即効性はありません。薬を噴射するとゴキブリの動きが速まり、3人は大パニックに。そこで長女が手に取ったのが、ほうきでした。
渾身の力を込め、2度、3度と床にほうきを叩きつけて退治。「もう嫌……あとはお願い」と、今にも泣き出しそうな様子で部屋をあとにしました。
