幼い頃は電車で目撃したことも

　kebiyamaさんがこのステッカーと“再会”したのは、岐阜県にあるスーパーマーケットでした。エレベーターに乗った瞬間に見つけて、思わず写真を撮ったといいます。久しぶりにステッカーを見て、幼い頃の記憶が蘇ったそうです。

「カニのハサミが今にも指を切ってしまいそうな怖さを感じていたので、切られたら痛いだろうな～とか子どもながらに恐ろしさを感じていました。確か最初に見たのは電車のドアだったような気がします」

　kebiyamaさんは「まだ貼ってあるんだという懐かしさと、あの頃怖かった気持ちがフラッシュバックしてノスタルジーを感じました」と振り返ります。

「交通安全系の看板は昔からあるので怖いです」

　昔からデザインが変わらないまま、日常で見かける看板や警告ステッカーもたくさんあります。そのなかで、kebiyamaさんには「今見ても怖い」と思うものもあるとか。

「怖いと思うのは交通安全系の看板ですね。『とびだしちゅうい』と車が怒った顔で描かれてる看板は昔からあるので怖いです」

　時代を超えて残り続ける懐かしのデザインたち。安全を守るものである一方で、幼い頃の記憶や感情を呼び起こす、不思議な存在でもあるようです。

（Hint-Pot編集部）