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「こんな環境で過ごして気持ち悪くならないのか」 チェックアウト後の民泊が大惨事…散乱するゴミに食べかけの料理 あり得ない光景に驚きの声

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

清掃時間は通常の2倍に…荒らされるたびに辟易

キッチンには、使いっぱなしの食器やフライパンが【写真提供:鈴木健太|民泊×伊豆|エアビーサポーター(@kenken021503)さん】
キッチンには、使いっぱなしの食器やフライパンが【写真提供:鈴木健太|民泊×伊豆|エアビーサポーター(@kenken021503)さん】

 鈴木さんによると、民泊を運営するなかで、今回のようなケースは珍しくないそうです。ただ「正直、今回が一番ひどかったと思います」と振り返ります。部屋の原状回復には、想像以上に膨大な時間を要しました。

「ゲストが残していった食品関連のものを片づけるだけで、2人で約4時間半かかりました。その後の清掃も通常より時間がかかり、普段なら5人で4時間ほどの作業を、6時間ほどかけて行いました。幸い、破損などはなく特別な費用も発生しませんでしたが、清掃に費やした時間は通常の約2倍でした」

 こうした場合、ゲストから追加清掃費用を徴収しているとのこと。追加費用の請求は困難を伴うこともあるそうですが、今回は意外な展開がありました。

「住所などの情報をチェックイン時にもらっているので、その情報をもとに請求をかけることもあります。今回のゲストは『本日のチェックアウト状況について詳しく把握しておらず、ご迷惑をおかけして申し訳ございません。お支払い方法をお知らせいただくまでお待ちしております』と、素直に支払いに応じてくれました」

「民泊にはホテルにはない良さがたくさんある」

 快適な滞在を提供するために、ゲストの過ごし方を想像しながら物件づくりを心がけているという鈴木さん。困難に直面することはあるものの、将来に向けた明確なビジョンがあるといいます。

「私たちは『旅の目的地になる宿』を作ることを目標に、民泊を作っています。悪いイメージを持つ方もいるかと思いますが、民泊にはホテルにはない良さがたくさんあるので、そんな方たちも利用したくなるような民泊を作っていければと思っています」

 まるで自分の家にいるかのような、リラックスできる空間が魅力の民泊。とはいえ、「来たときよりも美しく」という意識は大切です。快適な時間を過ごすためにも、利用の際はマナーをしっかり守りましょう。

(Hint-Pot編集部)