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「対策がすごくいろいろあるなって感じる」 カナダ人万博スタッフが感心 日本は充実していると感じたこととは

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著者:Hint-Pot編集部

カナダパビリオンで働くジュリアさん【写真:Hint-Pot編集部】
カナダパビリオンで働くジュリアさん【写真:Hint-Pot編集部】

 閉幕まであと3日。2025年大阪・関西万博の会場では、フィナーレへ向けて、多くの外国人スタッフが奮闘しています。「再生(Regeneration)」をテーマに掲げ、専用タブレットを使ったAR技術によって、カナダの壮大な自然や先進的な都市を没入体験できるカナダパビリオン。その運営を支えるスタッフのひとり、コーディネーターのジュリアさんは、日本で働くなかで感心したことがあるといいます。いったい、どのような発見があったのでしょうか。

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大相撲が大好き! 日本通のジュリアさん

 カナダ・ユーコン準州出身のジュリアさんは、カナダパビリオンでコーディネーターとして働いています。今回で6~7回目の来日となる日本通で、2年に1度くらいの頻度で、大相撲観戦のために日本を訪れているそうです。

「今回の滞在でも7月の名古屋場所に行きたかったんだけど、チケットはあっという間に完売」と残念そうに話すジュリアさん。相撲への情熱は変わらないものの、今回は万博スタッフとしての仕事に全力投球しています。

「もちろん暑いと感じたけれど、しだいに慣れた」

 ようやく暑さが落ち着いてきたものの、今年の夏はとくに厳しいものでした。それについて、ジュリアさんは「もちろん暑いと感じたけれど、しだいに慣れた」と笑顔を見せます。

 何度も日本へ来たことがあるジュリアさんなら、夏を経験しているということもあるでしょう。しかし、今回の滞在で気がついたのは、日本の暑さ対策の充実ぶりでした。

「日本には、暑熱対策がすごくいろいろあるなって感じたわ。たとえば、万博会場にはミストファンが設置されているの」

 万博という国際的な舞台で、日本の暑さ対策の工夫が、世界中から集まったスタッフたちの活動を支えていました。外国人スタッフたちの活躍もあり、たくさんの楽しい思い出が生まれた万博の会期も残りわずか。スタッフも来場者も、最後まで楽しんでほしいですね。

(Hint-Pot編集部)