どうぶつ
2度飼い主が変わった保護ねことの試行錯誤の生活 目の前にいる小さな命を見捨てられなくて…
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ねことの暮らしのアイデアが詰まった「猫ねこ部」がお届けするシリーズ“なないろ猫物語”。大切な家族の一員である、飼いねことの生活のなかで感じたハッピーなエピソードを紹介します。2度飼い主が変わり、みぃさんのもとへやってきた「Rio」くんとの運命の出会いや、幸せと感じる瞬間について、飼い主さんに聞きました。
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問い合わせていたペットショップから保護ねこの連絡 「Rio」くんと運命の出会い
2016年8月12日――飼い主のみぃさん(@rio_suke)とRioくんが運命的に出会った日です。
みぃさんは、「キジトラ柄のメインクーンのオス」のねこを探しており、ペットショップにもそうリクエストしていました。
そんな時、みぃさんが問い合わせていたペットショップに、飼いきれないと助けを求めて雑種のキジトラ柄のねこが持ち込まれました。それがRioくんでした。
基本的にペットショップは、こうして飼いきれなくなったねこを保護するという相談を引き受けるわけにはいきません。しかし、みぃさんからキジトラ柄のねこが欲しいと聞いていた店員さんが機転を利かせ、連絡をくれたそうです。
「メインクーンじゃありませんがキジトラの子が今うちに来ています。メインクーンの方が良ければ、うちとしても引き取れないのでお帰りいただくのですが……」との電話を受けたみぃさんは、その日のうちにペットショップへと向かったといいます。
実はRioくんの飼い主さんが変わるのはこれが初めてではありませんでした。Rioくんの最初の飼い主さんが飼いきれなくなって捨ててしまい……それを拾ったのが今の飼い主さんだったようです。
「もし、ここで私が断ったら保健所に持ち込まれるか、再び捨てられてしまうかもしれない……。そう思うと目の前にいる手のひらに乗ってしまうほど小さな命を見捨てることはできなかったのです」
みぃさんがRioくんを見捨てることができなかった理由がもうひとつあります。みぃさんは高校生の頃、花火大会に行った際、土手に捨てられていた2匹のねこを家に連れ帰り、飼っていた経験がありました。
実は、その2匹のねこ達を拾った日は、Rioくんと出会った日と同じ「8月12日」だったそうです。しかも、以前飼っていたねこ達は、Rioくんと同じキジトラ柄という共通点までありました。
「ペットショップからの連絡にはなにか運命的なものを感じ、そのまま見過ごすことなんてできませんでした」