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ホテルのチェックイン時間より「到着が早すぎるのはマナー違反?」 気をつけたい行動とは
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旅行や出張でホテルを利用する際、チェックインの時間に遅れると、ホテルスタッフの業務に影響を及ぼす可能性があります。決められた時間内にチェックインを済ませることが基本ですが、逆に到着が早すぎた場合、マナー違反になるのでしょうか? 知っておきたいチェックイン時のマナーについて、ホテルのエキスパートとして活躍する小林千花さんがレクチャーします。
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チェックイン前の到着は必ずしもマナー違反ではない
ホテルの一般的なチェックイン開始時間は、午後3時頃に設定されています。これは、前の宿泊客のチェックアウト(午前9時~午前11時頃)後の清掃と準備時間を考慮したものです。
チェックイン開始時間が午後3時からの場合、午後2時45分頃を目安に到着すると良いでしょう。少し早めに到着しても、準備が整っていればすぐにお部屋に案内してもらえる場合もあります。また、この時間帯だと混雑を避けてスムーズな手続きができるでしょう。ただし、あくまで例外的な対応なので、無理にお願いするのは避けましょう。
到着が少し早くても、マナー違反を心配する必要はありません。チェックインの時間前でも荷物を預かってもらえるサービスもあるので、身軽になって周辺を散策するのも良いでしょう。
またホテルによっては、チェックイン前でもロビーやラウンジのウェルカムドリンクや待合スペースを利用できる場合があります。ただし、宿泊者専用ラウンジや大浴場など一部の施設は、チェックイン後でなければ使えないこともあるので、事前に確認しておきましょう。
遅れる場合は事前連絡が重要
決められたチェックインの時間よりも到着が遅れても、予約がすぐにキャンセルされるわけではありません。とはいえ、遅れが見込まれるときは、事前に連絡を入れておくことが重要です。とくに夕食付プランを予約していた場合、準備に関わる業務に影響を及ぼす可能性があるため、少しの遅れでも連絡を入れたほうがいいでしょう。
連絡をしておけば、深夜の到着でも柔軟に対応してもらえることがほとんどです。ただし、無断で遅れた場合、予約がキャンセル扱いになったり、部屋がほかのお客様へ提供されたりするリスクもあるため、早めの連絡を心がけましょう。
予定の変更を事前に連絡することは、快適な滞在のための大切なマナーです。迷惑をかけないよう、旅先でも意識したいですね。
(小林 千花)
