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「飛行機オタクになると、家の中に機内を作ることも可能」 費用100万円以上、5年かけて6畳間に再現 完成度の高さに10万“いいね” 「これは入場料取れるw」
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飛行機内の空間は特別で、非日常感に心が躍るもの。そんな機内の雰囲気を自宅で味わいたいと考え、自宅に機内を再現した男性の投稿がX(ツイッター)で話題になっています。6畳間に広がる光景に、なんと10万件もの“いいね”が。投稿者さんに詳しいお話を伺いました。
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まるで本物の機内 6畳間に広がる“空の上”
「俺くらいの飛行機オタクになると、家の中に機内を作ることも可能になる訳でしてね」
そんなコメントとともに投稿されたのは、自宅に再現された、飛行機の客室の写真です。中央の狭い通路を挟んで、左右に座席が並んでいます。ヘッドレストに白いカバーがかけられた青い布地のシートのほか、座面が黒革の重厚感のある座席もあり、グレードも分かれている様子。ゆるやかに曲線を描いた白い壁には、いくつか窓も配置されています。
再現された客室には、非常口のサインと、赤い円形ロゴ、金色のマークが飾られており、床にはグレーのカーペットが敷かれています。本物さながらの完成度に、思わず「これ本当に自宅?」と疑ってしまいそうです。
この投稿は大きな反響を呼び、10万件もの“いいね”を集めました。リプライ(返信)には「ドラマのロケできそう……」「これは入場料取れるw」「凝ってるなあこれ。こんな家、一度で良いから訪れてみたいw」など、驚きと称賛の声が寄せられています。
「飛行機が好きで、いつでも乗りたい」 5年かけた夢の空間

自宅に驚きの部屋を作った投稿者さんは、航空関連の仕事に携わっています。そのため、日常的に本物の機内を観察できるそうです。今回の製作のきっかけはシンプルでした。
「飛行機が好きでいつでも乗りたいと思ったのと、住んでみたいと思ったからです」
2020年に最初の座席を購入してから約5年。ネットオークションや航空ジャンク市で部品を集め、送料を除き、再現にかかった費用は100万円以上になったといいます。
製作で最も苦労したのは座席の改造でした。6畳という限られた空間で通路を確保するために、工夫を重ねたといいいます。
「左側の1人掛け座席は、もともと右側の2人掛けを改造して作ったんです。アルミパイプを切断したり、部品を分解したり……経年劣化でネジ山が潰れたこともありました」
さらに、座席がインチ単位で設計されていたため、専用の工具を新たに購入したのだとか。細部まで妥協しない姿勢が、驚くほどの再現度を生み出しました。
次の目標はコックピットの再現!?
もともと「作るのが好きで、昔はプラモデルをよく作っていた」という投稿者さん。工作好きが高じて、今の“夢の空間”づくりにつながりました。
今後の目標を尋ねると、「今は機内を完成させたい。今後作るとしてもコックピットぐらいかな」と、熱い飛行機愛を覗かせました。
限られたスペースで、時間をかけて丁寧に作り上げた機内は、まさに情熱の結晶といえるでしょう。完成した姿を見られるのが楽しみですね。
(Hint-Pot編集部)
