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「イタリアにはない雰囲気」 イタリア人女性が日本を満喫 とくに印象に残った体験とは

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著者:Hint-Pot編集部

イタリア・ペルージャで暮らすレナ・ボサーツさん【写真:Hint-Pot編集部】
イタリア・ペルージャで暮らすレナ・ボサーツさん【写真:Hint-Pot編集部】

 世界中から観光客が訪れる古都・京都。有名な寺社仏閣や風情ある町並みが人気ですが、地元の人々に愛される小さな店にも、日本ならではの魅力が詰まっています。昨年初めて日本を訪れたイタリア人女性は、京都にある店の雰囲気に強く心を引かれたといいます。いったい、どんな場所だったのでしょうか。

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地元に愛される小さな店との出合い

 イタリア・ペルージャで暮らすレナ・ボサーツさん。2024年2月に初めて日本を訪れ、約3週間滞在しました。その際、大阪や奈良、京都などを観光したといいます。

 滞在中、レナさんはさまざまな日本食を味わいました。「とくに好きだったのは回転寿司。オートマチックにお皿が回ってくるので、外国人には便利です」と話します。

 その一方で、日本の個人経営店の魅力にも気づいたというレナさん。なかでも、京都で訪れたある店が強く印象に残っているそうです。

「おばあさんがひとりで経営している、カウンターだけのお店がとても気に入りました」

 その店は、地元の人々が通う、隠れ家的な存在だったようです。レナさんが魅了されたのは、料理そのものよりも、店全体が醸し出す独特の雰囲気でした。

「何を食べたかよりも、その店の雰囲気がイタリアにはない日本らしいもので、とてもいい体験でした。観光客はおらず、日本人ばかりでした。お客さんのなかには、毎日そこで食べているという人もいましたね」

 レナさんは、地域に根差し、長く愛され続ける店の温かさを肌で感じ取ったようです。そこには、地元の人々とのなにげない交流や、長年培われてきた人と人とのつながりがあり、レナさんは、日本の日常風景を肌で感じることができました。

 有名な観光地だけではない、等身大の日本に触れたレナさん。次に訪れる際には、また新たな日本らしさを発見できると良いですね。

(Hint-Pot編集部)