世界的にも「ルールを守る国」として知られるドイツ。そんな国から来た観光客の目に、日本の交通マナーはどう映るのでしょうか。東京を中心に、日本各地を旅するドイツ人のマークさんとベンジャミンさんが、滞在中に感じた驚きを語ってくれました。彼らが目撃した「珍しい光景」とは、どのようなものだったのでしょうか。

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“ルール大国”ドイツから来たふたりが見た日本

　3週間の日本旅行を楽しんでいる、ドイツ人のマークさんとベンジャミンさん。東京での滞在を経て、日光や箱根、そして京都や大阪へと旅を続ける予定です。

　日本での体験について尋ねると、マークさんが興味深い話を聞かせてくれました。それは、日本人の交通ルールへの姿勢についてです。

「ドイツもルールが多い国なんだけど、それを人がちゃんと守るかどうかは、日本とは比べ物にならないよ」

　そう語るマークさんは、とくに印象的だった場面として、信号待ちの光景を挙げました。

「たとえば信号待ち。車が全然通ってないのに、日本人はみんなちゃんと赤信号で止まってるんだよね。日本に来て何日かして、ようやくひとり、赤で渡った人を見たくらい。ふたりで思わず『あ！ 渡ったね！』って言っちゃったよ」

　ベンジャミンさんも、笑いながらそのときのことを思い出します。ふたりの反応は、まるでレアな瞬間に立ち会えたかのよう。それほどまでに、日本人が交通ルールを守る姿は印象的だったようです。

（Hint-Pot編集部）