世界的に見ても、治安が良い国として知られる日本。観光客として訪れた外国人は、母国と比べるとその安全性は驚きでしかないようです。イギリス、オーストラリア、スペインから日本を訪れた3人は、“日本の日常”に衝撃を受けたそうです。いったい、どんな光景だったのでしょうか。3つの体験談を振り返ります。

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思わず目を疑った意外な行動

○「手に持っていても盗られるのよ」　スペイン人が「ロンドンだったら絶対にできない」と衝撃を受けた日本の光景とは

　イギリス・ロンドンに暮らすスペイン人のアナさんと、その友人でイギリス人のクワイメさん。アナさんが日本へ来るのは今回が初めてで、10日間滞在するそう。一方、クワイメさんは2回目の訪日で、アナさんより少し長めの13日間を過ごす予定です。

　そんなふたりがとくに驚いたのが、日本の治安の良さです。クワイメさんは、駅前や繁華街でスマートフォンを片手に歩く人々を見て、思わず目を疑ったといいます。

「日本だと歩きながら夢中でスマホをいじっている人が多いけれど、ロンドンだったら絶対にできない」

　アナさんも「手に持っていてもスマホを盗られるのよ。バイクとかでね。だからロンドンでは、スマホが自分の身から離れないように、だいたいチェーンとか紐で首からさげて、簡単に盗られないようにしないといけないの」と説明。そして、「これほどみんながスマホに夢中になっている光景が信じられない」と驚きを語りました。

路上の自動販売機に衝撃

○「オーストラリアで見たことないよ」　イギリスで盗難に遭ったオーストラリア人　日本で治安の良さに驚いた光景とは

　オーストラリア出身のリアムさんは、大学卒業の記念として、アラブ首長国連邦やイギリス、日本を旅しています。

　日本に到着後、治安の良さを感じて驚いたというリアムさん。その理由は、日本へ来る直前に訪れていたイギリスで、思わぬアクシデントに見舞われたからでした。

「イギリスを旅行中、盗難に遭って落ち込んで、予定を切り上げて日本に来たんだけれど、気持ちが落ち着いたよ。到着して、日本がいかにクリーンで安全で、快適かを実感している」

　リアムさんは安堵の表情を浮かべて、日本の魅力を語ります。なかでも、日本では当たり前の光景に衝撃を受けていました。

「自動販売機が道路に置いてあるんだよ。オーストラリアで路上の自動販売機は見たことないよ」

　多くの人が行き交う、屋外に置かれた自動販売機。日本ではそれが当たり前の光景として広がっています。海外にも自動販売機はありますが、屋内設置が基本のため、リアムさんは驚きを隠せなかったようです。