海外ニュース
ドジャース・佐々木朗希も披露! 「なんじゃそりゃ?」となる謎の動き「6 7」を通じて日本人ママが感じたこと
公開日: / 更新日:

海外で暮らしていると、日本の流行や言葉の変化に疎くなり、久しぶりに帰国すると“浦島太郎状態”に――かつて、そんな経験をした人も多いのではないでしょうか。今は世界中どこにいても、ネットやSNSで日本の最新情報をチェックできますが、それでも言葉の変化は奥が深いものです。ハワイで8歳と6歳の子どもを育てているi-know(いのう)さん。現地小学校に通う子どもたちが、友達から“謎の言葉”を教えてもらい、それが今、ハワイやアメリカ本土で大流行りしていると知ったのだとか。第77回は「アメリカの流行語大賞」です。
◇ ◇ ◇
「『ピンキリ』って何?」と聞かれ困惑
かつては、海外生活が長いと日本の情報や流行に疎くなり、日本に帰国したら“浦島太郎状態”になるのが常でした。
たとえば、日本からハワイへ移住して60年になる、日本人のおばあちゃん(日本語は流暢)と話していたときのこと。私が「テレビの値段はピンキリですよね~」と言うと、おばあちゃんは「『ピンキリ』って何?」と、不思議そうな顔に。
私は内心「え、『ピンキリ』って日本語だよね?」と混乱しましたが、「もしかして……」と思い、「『ピンからキリまで』という言葉はご存じですか?」と尋ねてみました。
すると、「もちろん『ピンからキリまで』は知っているわよ! 今の日本では、それを『ピンキリ』って言うの? おもしろいわね~」と、目を丸くさせる出来事がありました。
私自身、オーストラリアに留学していた10代の頃に、同じような経験をしたことがあります。
日本を出て約半年、一時帰国した際に友達から「今、日本では『ZOO』が人気なんだよ!」と言われ、「え、『ZOO』って動物園のことだよね? 動物園が人気ってどういうこと?」と混乱しました。
40代以上のみなさんはお気づきだと思いますが、それはダンスグループ・ZOOのこと。たった半年、日本を留守にしただけで“浦島太郎状態”になってしまう……それが、インターネット夜明け前のお話です。
最近はネットニュースや動画サイト、SNSのおかげで日本の最新情報に触れることができるので、長く日本を離れていても置いてけぼり感はありません。
たとえば、今年の「T&D保険グループ 新語・流行語大賞」に選出された言葉「オールドメディア」や「オンカジ」などは、海外にいても頻繁に日本のニュースサイトで目にしました。
これらの言葉は今年限りではなく、前述の「ピンキリ」のように今後、当たり前のように使われる常用語になると思います。海外在住者とはいえ、覚えること必須です。
