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ドジャース・佐々木朗希も披露! 「なんじゃそりゃ?」となる謎の動き「6 7」を通じて日本人ママが感じたこと

公開日:  /  更新日:

著者:i-know

アメリカで大流行中の「6 7」とは

日本の2025年流行語大賞にノミネートされた、ラブブ。ハワイでも流行っていて、娘も購入したが、もう飽きている【写真:i-know】
日本の2025年流行語大賞にノミネートされた、ラブブ。ハワイでも流行っていて、娘も購入したが、もう飽きている【写真:i-know】

 一方、ハワイ、そしてアメリカで今年最も流行った言葉は? というと、それは間違いなく「6 7(シックス・セブン)」です。

 日本人にとっては「なんじゃそりゃ?」だと思いますが、言葉の意味はというと……まったくありません(笑)。私にとっても「なんじゃそりゃ?」なのですが、小学生&ティーンを中心に大流行りしているのです。

 意味を調べてみると、もともとはラッパー・Skrillaが2024年に発表した楽曲「Doot Doot(6 7)」中に登場したリリックが起源とされています。それが一部のバスケットボール選手やファンの間で広まったのですが、極めつきは、ある少年がバスケの試合を観戦している際のショート動画でした。

 彼は手を胸元で上にかざし、イメージとしては、お手玉をするときのように両手を交互に上下させながら「シックス・セーブン!」と絶叫。それがSNSで大バズりし、ミーム化したのです。

 なんと、MLBのロサンゼルス・ドジャースに所属する佐々木朗希選手も、「6 7」の流れに乗っています。

 ワールドシリーズ優勝を決め、チームメイトに「Roki, What games did we win?(ロウキ、僕たちはどのゲームに勝ったかな?)」と振られ、恥ずかしそうに両手を上下させて「6 7」の動きをする佐々木選手。そのショート動画が出回っているのですが、日本の方にとっては謎の動きだったでしょう。

 しかし、「6 7」に沸くアメリカで暮らす私にとって、ドジャーズが奇しくも6戦目を制し、そして7戦目で優勝を決めたことは、神のいたずらとしか思えません。

 ちなみに、「6 7」が大好きな友達に「日本語でシックス・セブンってなんて言うの?」と聞かれた息子は「『ろくなな』だよ」と答えたそう。すると、その少年は、しばらくの間「ろくなな!」「ろくなな!」と叫んで楽しんでいました。

 さて、いつか日本で“ろくなな”が流行る日は来るのでしょうか……?

(i-know)

i-know(いのう)

大学卒業後、フリーランスライターに。お笑い雑誌やファッション誌で、著名人のインタビューを中心に活躍。34歳のとき日本のキャリアに一区切りをつけ、単身ニューヨークへ。その後、ハワイのロコ(地元民)と結婚し、現在は2人の子ども(8歳、6歳)をバイリンガルに育てるべく奮闘している。