日本を訪れた外国人が驚くことのひとつに、各地で充実している公共交通機関があります。時刻表通りに運行される電車やバスなどは、多くの旅行者にとって日本の魅力を高めているようです。オーストラリアのタスマニアから初めて日本を訪れた兄弟も、その便利さに感動したといいます。さらに、公共交通機関以外にも使える便利なあるものに驚いたのだとか。いったい、どんなものだったのでしょうか。

　◇　◇　◇

公共交通機関の便利さに驚き

　タスマニア出身のアレックスさんとマイルズさんは、今回が初めての来日で、10日間の滞在予定です。休暇を利用して、東京のほか、箱根にも足を運んだそうです。

「休みを利用して来たよ。観光とかぶらぶらしてるよ」というアレックスさん。日本を観光する際、とくに助けられたのが日本の公共交通機関だったといいます。

「すごく便利だよね！　僕たちの住むエリアにはバスはたくさんあるけど、電車はないから」と話すアレックスさん。タスマニアでは、公共交通機関はバスが中心のため、初めて日本の電車に乗る前には、しっかりと予習をしてきたそうです。

「来る前にどうやって乗るかっていう動画を見てきたんだ。かなりわかりやすくて、初めて乗るときもまったく問題なかったよ」と話すマイルズさん。事前の準備が功を奏し、スムーズに日本の電車を利用できたようです。

　そんなふたりがとくに感動したのが、交通系ICカードの便利さでした。

「Suicaは電車やバスに乗るだけではなくて、お店でも使えるしね」。アレックスさんは交通系ICカードが、移動手段としてだけでなくコンビニや自動販売機など、電子マネーとしてさまざまな場面で使える点に驚いたようです。

　初めての日本で、公共交通機関の便利さと交通系ICカードの多機能性を実感したアレックスさんとマイルズさん。残りの滞在期間も、その利便性を存分に活用して、日本旅行を楽しんでほしいですね

（Hint-Pot編集部）