普段、なにげなく利用している日常のサービスの裏には、高度な技術を持つ“プロフェッショナル”たちの姿があります。X（ツイッター）では、そんな「身近にいるすごい人」に、改めて感激する様子を描いた作品が話題になっています。投稿者のほし（旅イラスト＆水中写真）（@hoiruka_oekaki）さんに詳しいお話を伺いました。

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気づかないだけで、身近にある「プロの技」

　旅のイラストや水中写真の創作活動を行っている、ほしさん。旅先での出来事や日常の気づきを描いた作品が、Xで人気を博しています。

　そんなほしさんは今回、「職人は身近に……」と題した作品をXに投稿。そこには、バスの運転士さんをはじめとした、身近にいる“プロフェッショナル”たちの驚きの技術が描かれています。

　ある日、バスに乗ったほしさん。バス停に到着すると、車体が歩道の縁石にぴったりと寄せられました。ドアのステップと歩道の間には、隙間や段差がほとんどない状態です。バスから降りようとすると、かわいらしいインコに扮したほしさんからは、思わず「すご」と感嘆の声が。

　さらに、「身近にもすごいが人たくさんおる」として、会社の事務員さんの仕事ぶりも描かれています。ほしさんは、普段なにげなく目にしている光景のなかに、実は高度な技術を持つ“プロフェッショナル”がいることに改めて感心したようです。

「バスの運転士さんの技術すごいなあと思って　考えてみたら、どんな仕事もすごい人が無数におるなあとか思った」とのコメントを添えて作品を投稿すると、1.6万件もの“いいね”が集まりました。

　リプライ（返信）には「これをするとお客様も早く乗れてバスが遅れず助かるのです　確かにプロの技」「どんな仕事にも“プロフェッショナル”がいて、その技術で社会が回ってる。バスの運転ひとつとっても相当なスキルですよね。気づくと世界の見方変わります」「身近なすごい人たちって気づかないだけで多いんだよね」などの声が寄せられています。

「すべての仕事においてすごいと感じています」

　共感の声が多く届いた今回の作品について、ほしさんに詳しいお話を伺いました。

Q. 今回、こちらの作品を投稿しようと思ったきっかけを教えてください。
「車に乗っていると、よくバスと一緒に走るので、バスの運転ってすごいなあと改めて思ったのがきっかけです」

Q. バスを利用していて「すごいな」と感じた具体的なエピソードを教えてください。
「今はあまり使いませんが、大学生のときは乗りまくっていました。細い道やバス停への寄せ方は、すごいと思います。また、乗客や周りの人のこともよく見ているのがすごいなと思いました」

Q. 日常で「すごいな」と感じている仕事があれば教えてください。
「もう、すべての仕事において『すごい』と感じています。工場の職人さん、コンビニエンスストアやスーパーマーケットの店員さん、建設業の方など、どれも一朝一夕にはできないと思っています」

Q. 仕事をするうえで意識していること、もしくはこれから『こうしていきたい』と感じることがあれば教えてください。
「まだまだですが、少しでもうまくできるよう、誠実に丁寧に、ひとつずつやっていこうと思っています。また、より良い判断をするために、理念や仕事の目的はときどき意識するようにしています」

（Hint-Pot編集部）