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“宅配便の人に気を使う人” 配達員への小さな思いやりを描いた4コマ漫画に26万人が共感 「優しい世界…」
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些細な心遣いを考えるきっかけに 人気クリエイターが発信
「宅配便の人に気をつかう人」という4コマ漫画が、今注目を集めています。インスタグラム(pantovisco)のフォロワーは約55万人、SNSを中心に話題のクリエイターで作者のパントビスコ(@pantovisco)さんに、作品を描いた背景や反響を受けての感想を聞きました。
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「これに共感できる人は100%やさしい人説。」とコメントが添えられた話題の4コマ漫画は、宅配便を受け取った後、配達員が遠くにいくまで少し待ってから施錠するというもの。セリフがほぼない簡潔な内容ですが、公開から17時間後の時点で、26万件以上のいいねが押され、多くの人の共感を呼んでいます。
パントビスコさんは、外出自粛で宅配便の利用が増える中、配達員に対して悲しい対応をする人がごく一部ですがいることを知り、モヤモヤしていた部分をイラスト化してみたのだそう。この施錠方法は自身も実践しているそうで、「『きっと同じような対応をしている方はいるんじゃないかな?』『共感を呼べたら良いな』と思いながら、分かりやすくシンプルに描いてみました」と語ります。
実際に「電話を相手が切るまで待つ様な感覚ですね」「子どもの頃、親からそうするように言われて育ちました」「優しい世界…」「音がならないようにゆっくり鍵閉めるタイプです」など、多く人が同調し、それぞれの意見を交換し合っています。
その中には、特に女性の一人暮らしなど、防犯上の注意は必要と言う声も。パントビスコさんは、今回の作品は不安を煽ったり、すぐに施錠をする人が優しくないということを伝えたいわけではないといいます。テーマは、『些細な心遣いあれば優しい世界になるのかもね』ということ。
「人にわざわざいうほどではない、とても小さな思いやりの心をみんなで共感し合える良いキッカケが作れたのではないかなと思います。また、このコロナ禍のギクシャクした世情の中、ポジティブな感想を共有できたら良いなと思っています」とパントビスコさん。気遣いの方法は人によってさまざま。これをきっかけにいろいろな方法でお互いを尊重しあっていきたいですね。
(Hint-Pot編集部)