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「おいしいかはエリアが限られるかもしれない」 ロシア人が母国と日本を比較し絶賛 「忘れられない」日本食とは

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

ロシアから来た(左から)アルテミーさんとジュリアさん【写真:Hint-Pot編集部】
ロシアから来た(左から)アルテミーさんとジュリアさん【写真:Hint-Pot編集部】

 世界でも高い評価を受けている日本食。素材の持ち味を生かした調理法や、四季を映す繊細な味わいが魅力です。初めて日本を訪れたロシア人は、さまざまな日本食を堪能。そのなかでも、「忘れられない」と感動したものとは、いったいなんだったのでしょうか。

 ◇ ◇ ◇

10日間で日本各地をめぐるロシア人

 ロシア出身のジュリアさんとアルテミーさん。ふたりとも、今回が初訪日です。10日間の滞在で、大阪や京都、兵庫、名古屋、東京をめぐります。

「日本食に日本文化に自然。すごく有意義な時間を過ごしてます」と、アルテミーさんは旅を振り返り、充実した表情を見せます。

 ジュリアさんも「訪れたなかでは、嵐山の古い町並みがすごく良かったです。あと大阪の箕面の滝。どちらも観光客があまり多くなくて、ゆっくりした時間が流れていました」と話し、日本各地でたくさんの魅力を発見したようです。

有馬温泉で出合った懐石料理に感動

 そんなふたりが、今回の旅でとくに楽しみにしていたのは日本食でした。これまでに、さまざまな“本場”の味を堪能したといいます。アルテミーさんは「おにぎり、寿司、ラーメン、天ぷら、ありとあらゆるものを食べているけれど、日本はどれもおいしい」と大満足の様子です。

 アルテミーさんによると、ロシアでもラーメンや寿司は食べられるそうですが、「おいしいかは新鮮な魚介類があるエリアに限られるかもしれない」と明かします。一方、日本ではどの場所も魚介類の質が高いことに驚いていました。

 さまざまな日本食を楽しんだふたりですが、ジュリアさんにはとくに印象に残った料理があったといいます。

「有馬温泉で食べた懐石料理は忘れられないです」

 懐石料理は、季節の食材を少しずつ、彩りや盛りつけの美しさにもこだわって提供される日本の伝統的なコース料理です。一つひとつが繊細に調理され、食材の味や香りを最大限に引き出す技が光ります。

「すべてが新しいから、何を食べているのか、一つひとつの料理をうまく説明できないけれど、素敵な体験でしたね」と、アルテミーさんも初めて味わう本格的な日本料理に感動した様子。どの料理も、ふたりにとって新鮮な驚きだったようです。

 日本各地をめぐりながら、食体験を重ねているふたり。残りの滞在でも、日本でしかできない食の発見を楽しんでほしいですね。

(Hint-Pot編集部)