リンゴはゆらぎシーズンにもおすすめ

　工藤先生は、リンゴを「食べる美容液」「食べるお守り」と表現することもあります。

「リンゴに含まれるポリフェノールは、紫外線が気になる季節や乾燥しやすい時期に、肌のコンディションを意識する方が注目する成分でもあります。肌のケアをサポートする食材のひとつとして、取り入れる人が多いですね。リンゴポリフェノールに関しては、メラニン生成に関わる働きや、日差しを受けた際の肌の変化を評価した研究報告もありますが、食品であるため作用には個人差があります」

　さらに、食物繊維を含むことから、日々の体調管理を意識する人にも親しまれています。

「今は冷蔵保存技術がすすみ、年間を通して購入できるようになりました。料理やデザートなど、楽しみ方の幅が広いのもリンゴの魅力です。健康的な食生活の一部として、続けやすい方法で取り入れてみてください」

（和栗 恵）